今年(2017年)の秋にリリースされる『iOS 11』の目玉機能「ARKit」(※iPhoneやiPad用の"AR"を使ったアプリを作れる仕組み)に関する記事をまた書こうと思います。今回は前々々回の『実用的な活用事例』と前々回の『ゲーム編』、前回の『ゲーム以外のエンターテイメント活用事例』に続いて4回目、『VR編』です。( ´ ▽ ` )ノ

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"AR"Kit なのに"VR"!?


『VR編』と聞いて「"AR"Kit なのに、"VR" なの?!」と違和感を感じる人もいるかもしれないので、まずはその説明を。

私も最初驚きました!「"AR"Kit」と言うくらいなので、てっきりできるのは『AR』(現実上にあたかもそのものが存在するかのにように、CGで作った映像を表示する)だけかと思っていました。下の動画は、AppleのイベントでARKitが発表された直後の割りと早い段階(動画がアップロードされたのは、イベントの約1週間後)に発表されたARKitで作られた映像なのですが、これでも奥行きがあるので「すごいなぁ〜!」と感じたのですが、それでもできるのはここまで(現実上にあたかも存在するかのようにCGを表示する)だと思っていました。



しかしその後しばらくして、それは間違いだと分かりました!現実上のあたかも存在するかのように表示するだけでなく、実際にその世界に入って移動できる(VR)も、ARKitを使って作れることを知ったからです。Σ(゚Д゚ノ)ノオオォッ


ただ考えてみたら当たり前の話で、『AR』も『VR』も現実にあたかも存在するかのようにCGを表示する点は同じ。それが現実世界に物体として存在してるかのように見せるのが『AR』、ユーザーの目の前にあるありとあらゆるもの(空間全体)をCGで構築したものが『VR』だからです。

ただこう言ったVRを体験するには、ハコスコやサムスンの「Gear VR」のようなスマートフォンを入れて使うゴーグルでも良いですが、それ専用のゴーグルがあった方が、装着の手間が少なく、装着感も良いでしょう。実際Appleも、装着型デバイスを製作しているようです。Appleが取得した特許に関して、ニュースになっていました。

アップル、ARヘッドセットに関連する特許取得:Mogura VR


またiPhone 8が発表されると見られる9月12日のイベント(※日本時間は9月13日)で、「ARメガネ」が発表されるのでは?と言う噂も。

Appleの「ARメガネ」がなんと新型iPhoneイベントで同時発表?:ギズモード・ジャパン

上記の特許やイベントで発表されると言う噂があるのはいずれもAR用みたいですが、今後VR用のヘッドセットも、リリースされるかもしれません。

…と言うことで、前置きが少し長くなってしまいましたが、以下はARKitを使ったVRの活用事例です。まずは実用的事例から。


1. 建築前や建築中に、建物の完成したイメージがリアルに分かる!


ARKitのVR的活用で、一番実用的だろうなと思うのは、この建築前や建築中の建物の完成したイメージを、リアルに(あたかも実際建物の中にいるように)体感できることでしょう!これは建物の建築を注文した人だけでなく、設計者や建築業者の人にとっても、有用だと思います。(*^^*)









2. 気分転換に最適!w


ARKitのVR体験は、気分転換にも最適かもしれません!仕事で疲れた時や家でのんびりとくつろぐ際、周りの景色を一変させることで、よりリラックス効果を高められるかも…しれません。(*^^*)



またサッカーが好きなら、仕事場から一気にスタジアムに移動すれば、とても良い気分転換ができるかもしれません。さらにこれがライブ映像なら、映像体験としても素晴らしいものとなるでしょう!



さらに一気にリフレッシュするために、机の前からスカイダイビング…なんて活用法も♪ (*^^*)ww



3. 映画やドラマの中の世界をリアルに体験!


ここからは、エンターテイメント的活用事例です。上記でドラえもんの「どこでもドア」を用いた事例を紹介しましたが、その他にも映画やドラマの世界に入れるような体験ができるVR作品が、いくつか公開されています。これもファンにとっては、たまらない体験となるのではと。(*^^*)






ちなみに一応補足しておくと、上の動画の最初の方は、映画『エイリアン』に登場する宇宙船の中(エイリアンに乗っ取られてる)を再現したもの。2番めは、イギリスの人気SFドラマ『ドクター・フー』に登場する電話ボックス型の次元超越時空移動装置「ターディス」を再現したもの。3番めは、動画の説明欄に特に記載はありませんでしたが、おそらく映画『ジュラシック・パーク』を再現したもの…だと思います。(*^^*)


4. どこでも美術鑑賞ができる!


以下の動画で紹介されてるVRアートは、ARKitを使って作られてるそうです。このようにVRを使って行われるアート作品の展覧会が、これからは当たり前のように行われるようになるかもしれません。(*^^*)

Using Apple's ARKit, This Company Built Inside-Out Tracking for a VR Headset:Road to VR



こう言ったVRのアート展覧会は、アーティストにとっても展覧会を行う側にとっても、メリットがあるでしょう。例えば元の作品が物理的に作られたものであった場合、移動にはどうしても制限がでてきますが、VRの場合はデジタルデータなので、どこにでも容易に持ち運ぶことができます。もちろん設置も実際に設置する場合と比べれば、はるかに容易でしょう。

また持ち運ぶ際に作品が破損したりするリスクもありません。さらには複数会場で同時に開催することも可能でしょう。そうなるとアーティストや主催者側にとってはリスクが少なく、かつ収益増が期待できるかもしれません。



5. その他


ここでは、上記で紹介しきれなかったVR作品を紹介。ちなみに最初の2つは、ベータ版iOS 11のマップアプリに備わっているFlyover(空中から見下ろす視点で様々な街の建物を紹介する機能)の「VRモード」です。正式に採用されるかどうかはまだ分かりませんが、これも面白そう♪ (*^^*)

iOS 11に知られざる新機能が…。地図がVR化してゴジラ目線で街を見下ろせる:ギズモード・ジャパン
iOS11のマップに「VRモード」、世界を自分の足で散策可能:iPhone Mania














iOS 11のリリース間近!あとサポート端末について


上記でも少し触れましたが、来週9月12日(※日本時間だと9月13日)に、Appleが製品発表イベントを開催します!ここでは、iPhone 8や新しいApple Watch(…あとARメガネも?)などが、発表されると見られています。

【速報】Apple秋の製品発表イベントは9月12日に開催決定。スティーブ・ジョブズ・シアターで噂のiPhone 8お披露目か? | ギズモード・ジャパン
Apple Special Eventは9月12日に決定、新型iPhoneを発表か:ASCII.jp

例年通りだと、イベントの後しばらくしてから、iOSの最新版がリリースされていると思うので、iOS 11の発表ももうすぐです!!(*^^*)ワクワク

…と言うことで、他の記事にも書いていますが、最後にARKitのサポート端末(対応端末)について。Macお宝鑑定団の記事によると、ARKitをサポートしてるのは、iPhoneは「6s・6s Plus以降」iPadは「iPad Pro以降(A9チップ以上が必要)」とのこと。サポート端末が限定されているので、ARKitを使ったARアプリ(またはVRアプリ)を体験したい方は、注意して下さい。

Apple、iOS 11やmacOS High Sierraの詳細技術を公開(制限事項含む):Macお宝鑑定団 blog


【関連リンク】
ARKitができる事、できない事:Qiita・・・ARKitに関して、日本語で詳しくまとめられています。
アップルの「ARKit」を徹底解説、技術よりも戦略がすごい(西田宗千佳):Engadget 日本版
Apple ARKitの可能性を感じさせるGIF動画13選:TechCrunch Japan
ARKit 関連の最新情報まとめ:iPhone Mania
AppleのARkitベースのARアプリをプレビューしてきた―iOS 11公開で一挙巨大市場に:TechCrunch Japan
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iOS11のマップに「VRモード」、世界を自分の足で散策可能:iPhone Mania
Appleの「ARメガネ製品」はiPhoneや3Dカメラを利用する?:ギズモード・ジャパン

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