最近「ブックメン」と言う、本の紹介や読書感想について話してるポッドキャストを聞いてるのですが、そこで「お薦めの本があれば…」的な話をされていたので、最初Twitterで投稿しようと思ったのですが長くなりそうだったので、今まで読んだ小説の中でお薦めの本を紹介する記事を、ブログに書くことにしました。

…と言っても、最近読んでる本は、ほぼ実用書ばかり。小説を読んでいたのはもうずいぶん前の話(子供の頃)なので、かなりうろ覚えの部分もありますが…。一応それでも印象に残ってる作品を、ジャンル別に紹介します!(*´∀`)つ

1. ミステリー:『占星術殺人事件』『時計館の殺人』


最初に紹介するジャンルは「ミステリー」。今も好きで、最近はもっぱらドラマでばかり見ていますが、昔は小説をよく読んでました。その中で特に印象に残ってるのがこの2つの作品。『占星術殺人事件』『時計館の殺人』です。

占星術殺人事件 (講談社文庫)
島田 荘司
講談社
1987-07-08


時計館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社
1995-06-07


占星術殺人事件』は、「新本格」と称される人たちの代表である島田荘司さんのデビュー作。2015年に玉木宏さん主演でドラマ化され話題にもなった "御手洗潔(みたらい きよし)シリーズ" の最初の作品でもあります。

御手洗潔シリーズ:Wikipedia
探偵『御手洗潔』シリーズはなぜ、35年目にして映画化されたのか? 原作者・島田荘司語る:マイナビニュース

簡単にストーリーを説明すると、占星術師であり探偵でもあるこの作品の主人公の御手洗潔が、とあるきっかけから数十年前に起きた猟奇的殺人事件について調べることになり、その真相に迫る…と言うもの。御手洗が真相に気づいた時のシーンは、今でもめっちゃ面白かったことを覚えています。(*^^*)

もう1つの作品『時計館の殺人』は、島田荘司さんと同じく「新本格」の代表的存在である綾辻行人さんの作品。謎の建築家が設計した建物で、次々と殺人事件が起こると言う"館(やかた)シリーズ"の作品の1つで、「時計館」と言う建物で起こる連続殺人事件に主人公たちが巻き込まれる…と言うストーリー。

館シリーズ:Wikipedia

この作品の内容自体はもうほとんど覚えていないのですが、密閉空間の中、時間間隔が分からない奇妙な感覚が、読んでいてすごく伝わってきたことを覚えています。


2. 歴史:『コンスタンティノープルの陥落』『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』


私が小説をよく読んでいた時、おもに読んでいたジャンルは「ミステリー」と「歴史」、そして「ファンタジー」の3つでした。大学生くらいの頃は、エッセイや詩なども読みましたが、おもに読んでいたのはこの3つでした。

そのうち歴史小説の中で、今でも印象に残ってるのはこの作品。塩野七生さんの『コンスタンティノープルの陥落』と『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』です。





塩野七生さんと言えば、代表作品は『ローマ人の物語』シリーズですが、こちらは1冊1冊が重厚な作品であるうえ、どちらかと言うと"小説"と言うより"歴史研究書"のような感じが強いので、これはこれで良い作品だと思いますが、私としてはもっと小説的で軽く読める今回紹介する作品や、あと今回紹介作品にはしませんでしたが『海の都の物語 - ヴェネツィア共和国の一千年』の方が、どちらかと言うと好きでした。(^^;

ローマ人の物語:Wikipedia
「海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年」で検索:Amazon

小説『コンスタンティノープルの陥落』は、現在のトルコ・イスタンブール東ローマ帝国の首都で「コンスタンティノープル」と呼ばれていた時代(1453年)、オスマン帝国の皇帝「メフメト2世」がコンスタンティノープルに侵攻した史実を描いた作品。

コンスタンティノープルの陥落:Wikipedia・・・※.史実の方について書かれた記事。

これはこの作品に限らず塩野七生さんの小説全般に言えることでしょうが、この作品でも歴史研究書的な書き方がされつつ、個々の情景や出来事が非常に精緻な文章で、ドラマティックに描かれています。特にこの戦争で起きた1つの悲劇に関するシーンは、今でもその空気感をよく覚えています。

もう1つの作品『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』は、日本ではあまり有名な人物ではありませんが、中世イタリア半島を統一しようとした人物「チェーザレ・ボルジア」の半生を描いた作品です。彼だけでなく、その一族もかなりスキャンダラス!しかし政治哲学者マキャベリが自著『君主論』で理想の君主として名を挙げるなど、非常に優秀な人物でもあったようです。

チェーザレ・ボルジア:Wikipedia
毒殺に暗殺!?スキャンダラスな一族「ボルジア家」とは:wondertrip

この作品は何と言っても、タイトルが良い!「チェーザレ」と言う人物像を簡潔に端的に表現していますし、とにかくカッコイイし、これまで読んだ本の中でも一番印象に残る良いタイトルだと思います。(*´∀`)b Coool!!!

内容はと言うと、上記の『コンスタンティノープルの陥落』と同じように、歴史研究書的な書き方がされつつ、個々のシーンがドラマティックに描かれている点は同じです。ただ今も印象に残っているのはチェーザレ自身のエピソードではなく、彼に征服された地域の女領主「カテリーナ・スフォルツァ」のエピソードですが。(^^;

カテリーナ・スフォルツァ:Wikipedia
肝っ玉母ちゃんカテリーナ 「子供なんてここからナンボでも出てくらぁ!」:BUSHOO!JAPAN

ちなみにチェーザレに関しては、最近だと雑誌『モーニング』に惣領冬実さんによる『チェーザレ 破壊の創造者』と言う作品が、不定期連載されています。

チェーザレ ~破壊の創造者~ / 惣領冬実 監修 原基晶:モーニング公式サイト
チェーザレ 破壊の創造者:Wikipedia


3. ファンタジー:『魔法の国ザンス』


最後にファンタジー系で一番印象に残ってる作品は、イギリスの作家ピアズ・アンソニイさんの著『魔法の国ザンス』です。私の子供の頃に連載されていた作品ですが、何と今でも連載が続いています!英語版Wikipediaによると、最初の第1巻(※.下の作品)が出版されたのが"1977年"で、昨年(2017年)現在出版されてるのは41巻まで。さらに出版予定の作品がまだ複数あるとのこと!!

Xanth:Wikipedia・・・英語版Wikipediaのページ



ちなみに日本で出版されてるのは、21巻目までのようです。日本語版Wikipediaにもそう記載されていましたし、Amazonや楽天でも調べてみましたが、検索でヒットした最新刊は21巻だったので。

魔法の国ザンス:Wikipedia
「魔法の国ザンス」で本を検索:Amazon
「魔法の国ザンス」で検索:楽天ブックス

このうち私が読んだは8巻の『幽霊の勇士』までだと思いますが、何が面白かったかと言うと、まずはこの作品独特の魔法の種類やあり方。作品自体はよくある中世ヨーロッパ風のファンタジー小説なのですが、この作品では魔法は習得するものではなく、人間の個性や特性の様に1人に対し1つ発現し、使えるようになります。そしてファンタジー作品によく登場するような動物などに姿を変える(変えさせる)とか怪我を治すなど、そう言ったよくある(?)魔法も存在するのですが、些細なことやまったく無意味なことしかできない魔法なども登場します。あと一見特に役立ちそうになく感じられるんですが、使いこなすとすごく役に立つ魔法なども登場します。そう言ったこれまで見たことない(?)魔法が登場する点も、面白かったです。

1巻では、主人公の青年ビンクが「25歳までに魔法が使えるようにならないと、国を追放される」と言う掟(おきて)の問題に直面し、自身が魔法の能力を持っているのか、持っているとしたらどんな魔法なのかを知るために、大魔法使いハンフリーに会いに行くと言うところからストーリーが始まります。基本1巻で1つの話が終わる形式で、1巻以降もビンクやその子供、孫と言った1巻の主人公だったビンクの一族が主人公とした話が続きます。また物語の途中で登場した様々な怪物(人喰い鬼やゴブリン)などを主人公にした巻もあります。

あと世界観も特徴的で、この魔法の国「ザンス」と言う世界は"半島型"の陸地をしている国で、時々現実世界と繋がります。例えば朝鮮半島だったり、作者ピアズ・アンソニーが住んでると言うフロリダ半島だったり等々。そして現実世界から時々干渉を受けます。こう言う現実と繋がりがある世界(しかも半島型)と言う設定も、ちょっと変わっていて興味深かったです。

ただ読んでいてちょっと困ったのは、翻訳本であると言うこと。そのため日本語的にちょっと見慣れない表現や意味が伝わりにくい箇所もありますが、それでもそれなりに楽しめると思います。ちなみに日本語版Wikipediaによると駄洒落や語呂合わせなどの言葉遊びが特徴の1つとして挙げられてますが、私が読んだ記憶を思い出す限りでは、そう言ったものはほとんど感じられなかったと…思います。英語の原文を読むと、そう感じられるのかもしれませんが…(^^;

最後に何とこの『魔法の国ザンス』、映画化やドラマ化の計画があるそうです!Σ(゚Д゚ノ)ノオオォッ

【独占記事】有名ファンタジー小説『魔法の国ザンス』の映画化とテレビシリーズ化が進行中:ガジェット通信

上の記事は昨年(2017年)の4月の記事なんですが、現在この計画がどうなってるかは、調べてみましたが分かりませんでした。しかし子どもの頃楽しんで読んでいた作品がドラマ化や映画化されるかもと知り、ちょっと楽しみです♪ (*^^*)


【関連リンク】
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【追記(2018年11月11日)】


本文の一部を修正・変更しました。