
『週刊アスキー』の記事に、Mac OSX Mavericks の「日本語テキスト読み上げ機能」が、Mountain Lion の頃より便利になってるとあったので、早速試してみました!ヽ(゜▽゜)ノ
以下の動画(約3分)は、このブログの記事の文章を、2つの日本語音声(「Otoya」と「Kyoko」)で読ませたところです。なお日本語音声を「テキスト読み上げ」で使用するには、「システム環境設定」でダウンロードする必要があります。ダウンロードおよび、日本語を含む全ての言語の「テキスト読み上げ」の設定は、[システム環境設定 >音声入力と読み上げ >テキスト読み上げ]で行います。
※下の動画は音声が小さいので、ボリュームを上げて、聞いて下さい。
実際 試してみて気づいたことを列挙すると、
- 読み上げを実行すると、すぐに読み上げられる!
- アルファベットが文章に含まれる場合、読み方が変になることが多い。
- 文章によっては、抑揚が少し変。
- 「Otoya」は、時々『美の巨人たち』のナレーター・小林薫さんの声に聞こえる!!
- 「Kyoko」は、時々チェ・ジウさんの声に聞こえる!!
- 「◯◯等」を「◯◯とう」ではなく、「〇〇など」と読む。
- 顔文字は当然読めない!
- 「2013/10/3」を「2013ねん 10がつ みっか」と、ちゃんと"日付け"として読む。
- "URL"(例. http://kyu3.blog.jp/ )は、"URL"として認識されず、普通のアルファベットと同じように読む(※ただし「http://」は除く)。
- 「Kyoko」は、「新しい」と言う言葉の発音が、すごく良い!
「1」に関しては、本当すごいなぁ〜と思います。私は日本語と英語でしか試してませんが、どちらの言語も、キーボード・ショートカットで実行すると、すぐに読み上げられます!たぶん他の言語でも、そうなのではないかと。
あと「2」に関して補足しておくと、アルファベットの前後に"スペース"(空所)や"カギ括弧"(「 」や ( ) など )を入れておくと、割りとスムーズに読まれる場合が多いように思われます。ただし読みは、必ずしも大半がネイティブの読みではなく、例えば「Lion」は「ライアン」、「Mavericks」は「マバリックス」と言った風に、ローマ字読みとも異なる、どこか奇妙な発音をすることが多いです。(^_^;
それではこの機能、実際どう言うことに使えるのか?冒頭で紹介した『週刊アスキー』の記事では「文書校正に使える」とありますが、一般の人はほとんど文書校正は行わないでしょう。
…で考えたのですが、動画の"音声キャプション"(音声での説明)として、使えるのではないかと!例えば、動画に付与したい説明文をこの機能で読ませ、それを録音し、動画に貼り付ける。そうすると、『モヤモヤさまぁ~ず』のナレーション動画みたいなものが、簡単に作れるのではないかと!
ただ、私は上の読み上げ動画を作るのに、iPhone を使って画面を動画撮影し、それを iMovie で編集しました。仮にこの動画の音声だけを利用する場合、それを Quicktime で音声ファイルとして書き出し、動画に付与すると言う方法が考えられます。また iPhone でなら、「ボイスメモ」アプリを使って音声を録音すると言う方法もあるでしょう。しかしいずれも Mac に一度同期せねばならず、ちょっと面倒!
…と言うことで調べてみたら、簡単に読み上げ音声を音声ファイルに書き出せる Mac 用アプリがありましたぁ〜!その名も「Voice」!! テキスト・エリアに読み上げさせたい文章を入力し、読ませたい音声を選択したら、すぐに読み上げ音声を記録した音声ファイルを作れるアプリです!何と無料♪ヽ(゜▽゜)ノ
・Macのテキストを音声ファイルで読み上げ&書き出しできる神アプリ「Voice」:iTea3.0・・・「Voice」の使い方について、分かりやすくまとめられてるブログ記事。
残念なことに「Voice」は Mavericks 非対応なのか、テキストを音声読み上げすることはできるものの、音声ファイルを作成しようとすると、必ず落ちてしまいます…orz
(※私が試したバージョンは「1.0.2」です。)
ちなみに「Voice」のような機能を持ったアプリは、他にもいくつかあるようです。Mac App Store で「text speech」と検索すると、それらしいアプリが複数ヒットしました。ただほとんどが、有料でした。
【追記(2013年11月6日)】
動画の音声キャプションについて、追記。Mavericks のテキスト読み上げ機能には、たくさんの音声が用意されています(※いずれも、英語の基本的なもの以外は、要・ダウンロード)。特に英語は音声が豊富で、アメリカやイギリスだけでなく、インドやオーストラリア、南アフリカなど、様々な国の発音(音声)のほかに、"しゃがれた"声や"水がはじける音"を用いた声など、変わったものも複数あります。その中で、「Zarbox」と言う音声が、なかなか面白いです!これも動画のキャプションに使えるのではないかと♪ (*^^*)
※下の動画は音声が小さいので、ボリュームを上げて、聞いて下さい。
「Zarbox」で音声キャプションしている動画↓↓
ちなみにこの「Zarbox」のほかに、上記で書いた"しゃがれた"声や"水がはじける音"を用いた声は、『英語(アメリカ合衆国) - その他』の欄にあります。
【追記 その2(2013年11月7日)】
nakamura001 さんのブログで知ったのですが、iOS 7 でも、選択テキストの読み上げができるそうです!Σ(゚Д゚ノ)ノオオォッ!!
・iOS 7で選択した範囲を読み上げる機能を使う方法:強火で進め
早速 試してみたのですが、Mavericks ほど音質が良くなく、また誤読率も若干高いように感じられますが、それなりに"実用レベル"ではないかと。(*^^*)
ちなみにやり方は、上記のブログにも書かれていますが、設定アプリの[一般 >アクセシビリティ >選択項目の読み上げ]を"有効"にした後、例えば WEB ページ上のテキストを選択すると、『コピー』などのメニューの横に『読み上げ』と表示されるので、それをタップすると、選択テキストを読み上げさせることができます。
【追記 その3(2013年11月15日)】
テキスト読み上げ機能について、興味深い記事を見つけたので、以下に掲載しておきます。
・外国人がどのように「Emoji」を学ぶか?:TAROSITE.NET
ちなみに iPhone の「日本語テキスト読み上げ機能」で絵文字を読み上げさせてみたところ、笑顔の絵文字は「笑顔」、"なまはげ"は「なまはげ」と、ちゃんと読み上げてくれました♪
一方 Mavericks でも試してみたのですが、残念ながら、日本語の読み上げ音声だと、何も読み上げられませんでした。ただ『英語(アメリカ合衆国)』となってる音声の場合は、「◯◯ Emoji(イーモジ)」と言った具合に、読み上げてくれました!ちなみに同じ英語でも『英語(イギリス)』の音声の場合は読み上げてくれなかったので、おそらく絵文字を読み上げるのは『英語(アメリカ合衆国)』だけだと思われます。(*^^*)
【追記 その4(2013年12月13日)】
上記で紹介した Macアプリ「Voice」が、最新版(1.0.3)で Mavericks に対応し、音声ファイルのエクスポートができるようになってましたぁ〜!ヽ(*´∀`)ノ
ただ… 実は前バージョン(1.0.2)でもそうだったのですが、デフォルトで設定されてる"読み上げ速度"がとても遅い問題は、解消されていませんでした。なのでもし使われる方は、使用前に一度 設定で、"読み上げ速度"を変更してから、使用した方が良いと思います。