先日、大高緑地にプレ・オープン(※本格オープンは秋を予定)したばかりの「ディノアドベンチャー名古屋」に行ってきましたぁ〜!今回はこの施設について、記事を書こうと思います。(*^^*)
約2分のダイジェスト動画↓
実際どんな感じの施設なのかについては、上の動画を見てもらう事にして…^^;
それ以外の部分を補足すると、まず入口部分(あと巡回コースのゴール部分にもなってます)の建物は、こんな感じです。
建物の中には、チケット売り場やトイレ、恐竜関連グッズを売ってるお店などがあります。
恐竜グッズを販売してるお店↓
恐竜以外のコースの雰囲気は、おおまかに言うと、雑木林の中に整備されたつづら折りの坂を上っていって、また下ってくると言った感じです。場所によっては、少し急になってるところもあるので、小さなお子さんを連れて行かれる場合は、少し注意して下さい。
パンフレットのコース図↓
少し急になってる部分の注意書き↓
それと恐竜の出来に関してですが… 正直、イマイチでした…(^_^;
上の動画や、撮影した写真を見る限りだと、結構見栄え良く、それなりにリアルな感じに見えますが… 実際は作りがかなり"粗い"と感じました。
・タグ「ディノアドベンチャー名古屋」:フォト蔵・・・ディノアドベンチャー名古屋で撮影した写真の一覧ページ。
特に動きがリアルではなく…(^_^;;
人感センサーを使って人の往来を検知し、それに合わせて動き出す仕組みになってるのですが、「人の動きに合わせて動く」と言うより「人が来たら決まった動きをする」と言う感じなので、"作り物"感がすごくします。またエア(空気)を使って動く構造だからか、「プシュー!プシュー!」と言う音が結構するので、それもリアルさを感じない1つの要因…かと。(^_^;
人感センサー↓
…なので、ものすごく恐竜が好きな子供なら、楽しめるんじゃないかと思いますが、そうでないなら「一度行けば、もういっかぁ…」と言う感じではないかと…(^_^;
ちなみに将来的には、岐阜県郡上市にある『ディノアドベンチャーライド』と同じように、カートで巡るコースも作られるようです。
・ディノアドベンチャーライド公式HP
CM動画↓
カートで巡る場合は、おそらく「じっくり見る」と言うより「通り過ぎる」と言う感じになると思いますし、カートの駆動音もあると思うので、恐竜のエアの音や作りの粗さは、あまり気にならないかもしれませんが…(^^;
実際ディノアドベンチャーライド内をカートで移動してるところを撮影した動画↓
それともう1つ。この施設に関して、地元住民や日本野鳥の会など約50の団体が「オオタカの営巣地が近く、自然を守りたい」、「建設予定地は緑が豊かで小鳥たちがたくさん鳴く貴重な場所だ」として、建設に反対しているそうです。
・建設でもめた「恐竜のテーマパーク」公開:NNNニュース・・・元記事が無くなってしまったので、リンク先は"魚拓"記事です。
・大高緑地の恐竜パーク、地元住民が建設反対 名古屋:日本経済新聞
・中京テレビのニュース動画:大高緑地を愛する会(Facebook)
・大高緑地を愛する会・・・反対運動を行ってると見られる団体の Facebook ページ。
・だから、また、頑張るのです。ご協力お願いします:大高緑地を愛する会・・・上記の団体のブログ記事。こちらに掲載されてる画像によると、建設地はヒメボタルの生息地でもあるそうです。
オオタカ↓
Photo by Francesco Veronesi(CC BY-SA 2.0)
ホタル↓
Photo by By Fritz Geller-Grimm(CC BY-SA 2.5)
私も正直、この施設の建設には、疑問を感じます。まず第一に、そもそもなぜ"恐竜"関連の施設なのか?( ˘ω˘ )?
この公園で「恐竜」と言えば、公園内の遊具の1つに、恐竜をモチーフにした滑り台があります。
これ自体は、とてもインパクトがありますし、遊具としては、とても面白い遊具だとは思います。
まさかこれが理由ではないでしょうが…。恐竜がこの辺りで発掘されたとか、恐竜に関する施設があると言う話は、聞いたことがありません。なので、恐竜関連の施設を作る理由が、そもそも分かりません。
次に、大高緑地のある名古屋市緑区は、最近新しい住宅地が整備され、居住地として結構人気があるそうです。そして大高緑地の周辺も、沢山の住宅が整備されています。
大高緑地周辺の航空写真↓
そのような周辺環境から、大高緑地は周辺住民の"憩いの場所"と言っても良いでしょう。なので、このような場所に「ディノアドベンチャー」のような、広範囲から人を集めるための有料娯楽施設を作る必要が果たしてあるのでしょうか?
仮に大高緑地が"観光地"ならば、このような施設を作るのも、1つの手だと思います。しかし大高緑地は観光地ではなく、周辺住民がおもに使う"憩いの場所"だと思います。なので、このような場所に作るのは相応しくないのではないかと。( ˘ω˘ )
更に仮にこの施設が非常に人気を博したとしても、問題が起こると思われます。と言うのも、公園周辺の道路は割りと細く、入り組んでるので、そこに沢山の人が車で訪れれば、当然渋滞などを引き起こすことになるでしょう。そうなると、ますます周辺住民との軋轢が深まるのではないかと…。
最後に、正直この施設自体が、長期間もつとは…ちょっと思えません。(^^;
現状、恐竜自体が子供たちの間で非常に人気があるとは言えないでしょう(もちろん好きな子はいるでしょうが、皆が皆好きと言う状況ではないでしょう)。更に大人に至っては、ほとんどの人が興味ないのではないかと。それを反映してか、私はオープン2日目の土曜日にこの施設に行きましたが、ほとんど人はいませんでした。
もちろん将来的に恐竜の人気が出る可能性は、"ゼロ"ではないでしょう。また正式オープン時には、カートで走れるコースもオープンします。これは映画『ジュラシック・パーク』を彷彿させるものだと思うので、同映画のファンも訪れるようになるかもしれません。
映画『ジュラシック・パーク』の1シーン↓
しかしそれでも、人気が出るかは微妙な感じ…(^_^;
…と言うのも、料金が結構するようなので。去年(2015年)のニュース記事によると、大人(たぶん1人)が1300円、中学生以下(たぶんこちらも1人)が900円もするそうなので。
・恐竜探検テーマ、名古屋の大高緑地に施設 民間運営で来夏開業:日本経済新聞
更に上記の去年の記事では「遊歩道で恐竜を見るコースは大人300円、中学生以下200円」となっていますが、実際は『大人600円、中学生以下400円』になったので、カートも更に値段が上がるかもしれません。そうなってくると、ますます乗る人は少なくなるのではないかと。
それに他の有料娯楽施設と比べると、値段が高いと思います。例えば、東山動植物園。ここは入場料が大人500円、中学生以下が無料です。
(※まぁ〜、ここは「市営」なので安いと言うのもありますが…^^; )
賑わう東山動植物園入口↓
しかも園内には乗り物が複数ありますし、動物もたくさんいます。最近では、洒落た飲食店やおみやげ屋さんも複数できました。
東山動植物園内に新しくできた飲食店兼みやげ屋の1つ↓
…なので、子供だけでなく大人も、そして女性もある程度楽しめる施設になってきたと思いますし、一度入れば半日は楽しめるでしょう。
しかし「ディノアドベンチャー」は、現在オープンしてる歩いて移動する部分も、カートで走る部分にしても、楽しんだとしても、せいぜい2・30分でしょう。両方合わせたとしても、1時間くらいかと。それでこの値段だと、やはり少し高いと思います。しかも施設の周辺(大高緑地内)に、他に魅力的な施設があるとは言えない…でしょう。
また恐竜自体がそれほど人気がない事に加え、置いてある恐竜の作りの粗さ、結構な値段することなどを考えると、ほとんどの人にとっては「一度行ったから、もういっかぁ〜(2度目は行く気がしない)」と施設(つまりリピーターもあまり期待できない)のではないかと。
そう言った点を考えると、やはり長く続く施設になるとは考えにくく、この施設の建設自体が疑問だ(建設するべきではなかったのでは?)と、言わざるを得ません。
【関連記事】
・タグ「東山動植物園」:Kyu3's LOG・・・このブログの東山動植物園に関する記事一覧。
1. 動く恐竜(?)を巡る施設
約2分のダイジェスト動画↓
プレオープンしたばかりの「#ディノアドベンチャー名古屋」に行ってきました!正直、非常に恐竜好きな子供と一緒に行くなら良いかと思いますが、そうでないなら…。あとこの季節は、要・暑さ対策!( ̄▽ ̄;) #大高緑地 #大高緑地公園 pic.twitter.com/c2ky5Z4YJd
— kyu3(キューさん)@ ビスカッチャ (@kyu3) 2016年7月4日
実際どんな感じの施設なのかについては、上の動画を見てもらう事にして…^^;
それ以外の部分を補足すると、まず入口部分(あと巡回コースのゴール部分にもなってます)の建物は、こんな感じです。
建物の中には、チケット売り場やトイレ、恐竜関連グッズを売ってるお店などがあります。
恐竜グッズを販売してるお店↓
恐竜以外のコースの雰囲気は、おおまかに言うと、雑木林の中に整備されたつづら折りの坂を上っていって、また下ってくると言った感じです。場所によっては、少し急になってるところもあるので、小さなお子さんを連れて行かれる場合は、少し注意して下さい。
パンフレットのコース図↓
少し急になってる部分の注意書き↓
それと恐竜の出来に関してですが… 正直、イマイチでした…(^_^;
上の動画や、撮影した写真を見る限りだと、結構見栄え良く、それなりにリアルな感じに見えますが… 実際は作りがかなり"粗い"と感じました。
・タグ「ディノアドベンチャー名古屋」:フォト蔵・・・ディノアドベンチャー名古屋で撮影した写真の一覧ページ。
特に動きがリアルではなく…(^_^;;
人感センサーを使って人の往来を検知し、それに合わせて動き出す仕組みになってるのですが、「人の動きに合わせて動く」と言うより「人が来たら決まった動きをする」と言う感じなので、"作り物"感がすごくします。またエア(空気)を使って動く構造だからか、「プシュー!プシュー!」と言う音が結構するので、それもリアルさを感じない1つの要因…かと。(^_^;
人感センサー↓
…なので、ものすごく恐竜が好きな子供なら、楽しめるんじゃないかと思いますが、そうでないなら「一度行けば、もういっかぁ…」と言う感じではないかと…(^_^;
ちなみに将来的には、岐阜県郡上市にある『ディノアドベンチャーライド』と同じように、カートで巡るコースも作られるようです。
・ディノアドベンチャーライド公式HP
CM動画↓
カートで巡る場合は、おそらく「じっくり見る」と言うより「通り過ぎる」と言う感じになると思いますし、カートの駆動音もあると思うので、恐竜のエアの音や作りの粗さは、あまり気にならないかもしれませんが…(^^;
実際ディノアドベンチャーライド内をカートで移動してるところを撮影した動画↓
2. なぜ恐竜?建設反対運動も…
それともう1つ。この施設に関して、地元住民や日本野鳥の会など約50の団体が「オオタカの営巣地が近く、自然を守りたい」、「建設予定地は緑が豊かで小鳥たちがたくさん鳴く貴重な場所だ」として、建設に反対しているそうです。
・建設でもめた「恐竜のテーマパーク」公開:NNNニュース・・・元記事が無くなってしまったので、リンク先は"魚拓"記事です。
・大高緑地の恐竜パーク、地元住民が建設反対 名古屋:日本経済新聞
・中京テレビのニュース動画:大高緑地を愛する会(Facebook)
・大高緑地を愛する会・・・反対運動を行ってると見られる団体の Facebook ページ。
・だから、また、頑張るのです。ご協力お願いします:大高緑地を愛する会・・・上記の団体のブログ記事。こちらに掲載されてる画像によると、建設地はヒメボタルの生息地でもあるそうです。
オオタカ↓
Photo by Francesco Veronesi(CC BY-SA 2.0)
ホタル↓
Photo by By Fritz Geller-Grimm(CC BY-SA 2.5)
私も正直、この施設の建設には、疑問を感じます。まず第一に、そもそもなぜ"恐竜"関連の施設なのか?( ˘ω˘ )?
この公園で「恐竜」と言えば、公園内の遊具の1つに、恐竜をモチーフにした滑り台があります。
これ自体は、とてもインパクトがありますし、遊具としては、とても面白い遊具だとは思います。
まさかこれが理由ではないでしょうが…。恐竜がこの辺りで発掘されたとか、恐竜に関する施設があると言う話は、聞いたことがありません。なので、恐竜関連の施設を作る理由が、そもそも分かりません。
次に、大高緑地のある名古屋市緑区は、最近新しい住宅地が整備され、居住地として結構人気があるそうです。そして大高緑地の周辺も、沢山の住宅が整備されています。
大高緑地周辺の航空写真↓
そのような周辺環境から、大高緑地は周辺住民の"憩いの場所"と言っても良いでしょう。なので、このような場所に「ディノアドベンチャー」のような、広範囲から人を集めるための有料娯楽施設を作る必要が果たしてあるのでしょうか?
仮に大高緑地が"観光地"ならば、このような施設を作るのも、1つの手だと思います。しかし大高緑地は観光地ではなく、周辺住民がおもに使う"憩いの場所"だと思います。なので、このような場所に作るのは相応しくないのではないかと。( ˘ω˘ )
更に仮にこの施設が非常に人気を博したとしても、問題が起こると思われます。と言うのも、公園周辺の道路は割りと細く、入り組んでるので、そこに沢山の人が車で訪れれば、当然渋滞などを引き起こすことになるでしょう。そうなると、ますます周辺住民との軋轢が深まるのではないかと…。
最後に、正直この施設自体が、長期間もつとは…ちょっと思えません。(^^;
現状、恐竜自体が子供たちの間で非常に人気があるとは言えないでしょう(もちろん好きな子はいるでしょうが、皆が皆好きと言う状況ではないでしょう)。更に大人に至っては、ほとんどの人が興味ないのではないかと。それを反映してか、私はオープン2日目の土曜日にこの施設に行きましたが、ほとんど人はいませんでした。
もちろん将来的に恐竜の人気が出る可能性は、"ゼロ"ではないでしょう。また正式オープン時には、カートで走れるコースもオープンします。これは映画『ジュラシック・パーク』を彷彿させるものだと思うので、同映画のファンも訪れるようになるかもしれません。
映画『ジュラシック・パーク』の1シーン↓
しかしそれでも、人気が出るかは微妙な感じ…(^_^;
…と言うのも、料金が結構するようなので。去年(2015年)のニュース記事によると、大人(たぶん1人)が1300円、中学生以下(たぶんこちらも1人)が900円もするそうなので。
・恐竜探検テーマ、名古屋の大高緑地に施設 民間運営で来夏開業:日本経済新聞
更に上記の去年の記事では「遊歩道で恐竜を見るコースは大人300円、中学生以下200円」となっていますが、実際は『大人600円、中学生以下400円』になったので、カートも更に値段が上がるかもしれません。そうなってくると、ますます乗る人は少なくなるのではないかと。
それに他の有料娯楽施設と比べると、値段が高いと思います。例えば、東山動植物園。ここは入場料が大人500円、中学生以下が無料です。
(※まぁ〜、ここは「市営」なので安いと言うのもありますが…^^; )
賑わう東山動植物園入口↓
しかも園内には乗り物が複数ありますし、動物もたくさんいます。最近では、洒落た飲食店やおみやげ屋さんも複数できました。
東山動植物園内に新しくできた飲食店兼みやげ屋の1つ↓
…なので、子供だけでなく大人も、そして女性もある程度楽しめる施設になってきたと思いますし、一度入れば半日は楽しめるでしょう。
しかし「ディノアドベンチャー」は、現在オープンしてる歩いて移動する部分も、カートで走る部分にしても、楽しんだとしても、せいぜい2・30分でしょう。両方合わせたとしても、1時間くらいかと。それでこの値段だと、やはり少し高いと思います。しかも施設の周辺(大高緑地内)に、他に魅力的な施設があるとは言えない…でしょう。
また恐竜自体がそれほど人気がない事に加え、置いてある恐竜の作りの粗さ、結構な値段することなどを考えると、ほとんどの人にとっては「一度行ったから、もういっかぁ〜(2度目は行く気がしない)」と施設(つまりリピーターもあまり期待できない)のではないかと。
そう言った点を考えると、やはり長く続く施設になるとは考えにくく、この施設の建設自体が疑問だ(建設するべきではなかったのでは?)と、言わざるを得ません。
【関連記事】
・タグ「東山動植物園」:Kyu3's LOG・・・このブログの東山動植物園に関する記事一覧。