今年(2018年)の4月のイベントで発表されたOpera社の新しいモバイルブラウザ「Opera Touch」のiOS版がリリースされたので、今回はそのレビュー記事を書こうと思います。( ´ ▽ ` )ノ
(※. iOS 版 Opera Touch の名前が「Opera」に変更されました!詳しくは「追記 その5」を参照。)
【目次】
このブラウザの最大の特徴は、何と言っても画面下に表示されるこの「Fast Action Button(ファースト・アクション・ボタン)」(以下『FAB』と表記)でしょう。この丸いボタンをタップしてそのまま指を置いておくとメニューが表示され、画面をタップしたまま指を動かすことで、様々な機能やタブの切り替えなどが行なえます。
(※. 先日リリースされた Ver.2.0.0 から、FAB ボタンを一般的なツールバーに置き換える機能が搭載されました!この件に関しては「追記その4」を参照)
「FAB」のキャプチャ動画↓
上のキャプチャ動画だと指は写っていませんが、実際指を"アイコン"(例えば「←」や「x」)や"タブ"(各サイトの丸いファビコン)に移動させると、そのアイコンの機能名やタブで表示してるページのサムネイルが表示され、指を離すとその機能が実行されたりタブが表示されたりします。
この機能、正直慣れるのに少し時間がかかると思います。「使い勝手が良いか?」と言われると微妙。いくつかの機能や開いてるタブへの移動はSafariよりも早く行えますが、逆にSafariよりも手間がかかると感じる機能もあり…。またよく使う機能(例えば私の場合「共有」メニューを表示する機能)がFABメニューの中にないと、結局別の形で機能を実行することとなり、その場合結局Safariよりも手間がかかったりするので。(^^;
最新版(1.0.3)のFABメニュー↓
ハンバーガーメニュー↓
(※. FABメニューにない機能は、こちらから実行することになります。)
ちなみにコツとしては、指をアイコンやタブに移動させ機能名やサムネイルが表示された後、すぐに指を離すのではなく、一瞬間(ま)を置いてから指を離すと、うまく操作できると思います。あと「3D Touch」をオンにしている方が、若干操作しやすいように感じられました。おそらく指を画面に押し込んでメニューを表示→機能を実行すると言う感覚で操作した方が、この機能を感覚的に理解しやすいからではないかと。
あと指をFABに置いてすぐ離す(※.要は普通のタップ)と、ホーム画面が現れます。こちらの使い勝手は、正直イマイチ。
ホーム画面↓
Chromeの"新しいタブ"と同じ様に、できるだけユーザーに手を煩わせないように、何もしないでも「トップサイト」によく見るサイトが追加されます。このやり方は合理的だとは思いますが、追加されるのはあくまでそのサイトのトップレベルURLのページ。なので、例えば私の場合「Yahoo!ニュース」のトピックス一覧ページをよく見るのですが、そちらのページのURLは『 https://news.yahoo.co.jp/topics 』です。しかしトップサイトに追加されるのはトップレベルなので、Yahoo!ニュースのトップページ(URLは『 https://news.yahoo.co.jp/ 』)が追加されてしまいます。
また普段よく見ないサイトでも、アクセスする時はすぐにアクセスできるようにしたいサイトもあると思います。例えば地震情報のページとか。なので、私はどうもこのトップサイトのような方式は、好きになれません。(^^;
一応そう言う人向けに(?)簡易ブックマーク機能(「スター付き」)も用意されていますが、トップサイトの下に表示されるので、ちょっとアクセスしにくいです。ちなみにこの「スター付き」に追加するには、右上のハンバーガーメニューの『☆』マークを、追加したいページでタップします。こちらはトップレベルでなく、見ているサイトのURLがそのまま追加されます。
iOS版のOpera Touchがリリースされた時、メディアの記事ではやたらと「大画面端末で操作しやすい!」と書いてる記事が見られました。
・「iPhone XS Max」の大画面に特にお勧め──「Opera Touch」ブラウザのiOS版登場:ITmedia Mobile
・大型化の時代ゆえのありがたみ。片手操作が楽しいブラウザ「Opera Touch」がiOS向けに登場:ギズモード・ジャパン
・大画面でも操作しやすい!老舗ウェブブラウザOperaから『Opera Touch』がリリース:カミアプ
しかし私はこの意見には疑問です。と言うのも、自分が使いたい機能やよく使う機能が全てFABにあれば、そう言えなくもないと思いますが、現状そう言う人はほとんどいないでしょう。そうなると右上のメニューにアクセスせざるを得ず、むしろ大画面端末だと操作しにくいのではと思うので。
逆に私は小さい画面の端末の方がメリットがあると思います。と言うのもOpera Touchは、SafariよりもWEBページの表示範囲が少し広いので、より多くのコンテンツを表示することができます。これは大画面端末よりも小さい端末の方が、メリットだと感じることでしょうから。
Opera TouchとSafariの表示範囲比較↓
(※. アドレスバー表示時)
Opera TouchとSafariの表示範囲比較↓
(※. 画面をスクロールさせ、UIを消してる状態)
いずれにせよ、Safariよりも表示範囲が広い点は、Opera Touchの特徴の1つと言えると思います。なので「とにかく1行でも1ピクセルでも、ページの表示範囲を広くしたい!」と言う、いわゆる"表示領域絶対主義"な人には、お薦めと言えるかもしれません。
Opera Touchには、PC版Operaとの連携機能が搭載されています。メールアドレスの追加もアカウント作成も必要なく、QRコードを使って接続できる点は、優れてるなと思います。(*^^*)
連携の仕方は以下の通りです。
接続が完了すると、いわゆる「あとで見る」系サービスの「My Flow」が利用できるようになるほか、PC版Operaの最近開いたタブ 最近使用したタブ(に表示されてるWEBページ)がホーム画面の最上部に、PC版Operaで現在開いてるタブ一覧がOpera Touchのタブ一覧画面の最下部に表示されます。なおホーム画面の表記では『最近 "閉じた" タブ』となっていますが、これは『最近 "開いた" タブ』の誤訳です。
ホーム画面のPC版Operaで『最近 "開いた" タブ』『最近 "使用した" タブ』↓
タブ一覧画面のPC版Operaで開いてるタブ一覧↓
「My Flow」の使い勝手は、正直これもイマイチ。と言うのも、ページを追加(送信)するのは非常に楽なのですが、まずOpera TouchとPC版以外でこの機能を使ったり、追加したページを見ることはできません。例えば私は長年「Pocket」と言う「あとで見る」系のサービスを使っていますが、これだとOpera Touchだけでなく、SafariやTwitterなど、他のアプリからもページを追加することができます。また専用アプリに加え、どのブラウザでも、サイトにアクセスしてログインすれば、追加したページを見ることができます。なので比較すると「Pocket」の方がどうしても良いと感じてしまいます。
また追加したページの表示方法も「Pocket」のようなリスト表示でなく、個々の追加したページの表示方式が結構上下の幅がある方式なので、数が多いと見にくくなるでしょう。さらにPC版でタブ内表示すると、なぜか右端に偏ってしまうのも残念なところ…(^_^;
Opera Touchで「My Flow」を表示↓
PC版Operaで「My Flow」をタブ内表示↓
ただ1つ興味深いのは、この機能はページのURLを追加できるだけでなく、テキストも追加できること。一応改行も反映される(※. PC版Operaでは『Enter』キー押すと改行でなく追加されてしまうので注意)ので、ToDoリストとして使えるかもしれません。
「My Flow」に追加されたテキスト↓
最後に上記の機能以外について、いくつか書いておこうと思います。まず広告ブロック機能等について。Opera Touchには広告ブロック機能と仮想通貨マイニング・スクリプトのブロック機能が搭載されていますが、初期状態では広告ブロック機能はオフになっているので、注意して下さい。もし利用したい場合は、手動で設定でオンにする必要があります。
広告ブロック等の設定画面↓
次に公式HPでもApp Storeの説明欄に搭載が謳われている「音声検索」機能は、現在最新のver.1.0.4にも搭載されていません。Andoid版のみです。あとこれはFAQページに記載されていますが「ページ内検索」も、現在はAndroid版のみです。
(※.「音声検索」「ページ内検索」ともに最新のVer.1.3.1に搭載されています!詳しくは追記その2を参照)
・Page view:Opera Touchの公式ヘルプページ・・・当該ページ(※英語)
なお公式フォーラムでこれらの機能搭載について質問したところ、ページ内検索は「すぐに搭載予定」、一方音声検索は「搭載予定だけど、時期は明言できない」とのこと。
・Will "Voice Search" and "Find text in page" features be supported?:Opera公式フォーラム・・・当該トピック(※英語)
次にTips(ちょっとしたお役立ち情報)ですが、ホーム画面のスクロール位置は、ある程度の間保持されるみたいなので、例えば私みたいにトップサイトが肌に合わず、簡易ブックマークの「スター付き」をメインに使いたいと場合は、「スター付き」のところまでスクロールさせておくとしばらくこの状態が保持されるので、試してみてはいかがでしょう?ちなみに再起動したり長い時間経ってから使用する(?)と、元のホーム画面最上部の位置まで戻ってしまいますが…(^^;
(※. 最新版では「トップサイト」と「コンピュータで最近使用したタブ」が設定で非表示可能になっています。)
スター付き↓
それと「My Flow」の画面は、実は「flow.opera.com」と言うURLのページを表示しています。なので、サイドバー表示の場合はURLが表示されないので駄目ですが、サイドバーを常時固定せずスピードダイヤルの横に表示して使用すると、上記の画像のようにタブ内表示されるので、その際URLをコピー(※ブックマークボタンが非表示となっているので)し、『スピードダイヤルに追加』などのメニューから追加すると、スピードダイヤルに登録することもできます。
最後に「My Flow」の将来的可能性に関して。実はiOS版リリース直後、ひょっとしたら一部のユーザーだけかもしれませんが、Opera TouchとPC版Operaの「My Flow」の投稿欄に"アップロードボタン"が表示されていました。この矢印ボタンをクリックすると画像のアップロードが、PC版Operaの方でできました。
(※. 最新版の Ver.1.11.0 で、Flow を使ったファイルのアップロードが正式に可能になりました!詳しくは「追記 その3」を参照。)
iOS版Opera Touchリリース直後の「My Flow」に表示されたアップロードボタンとアップロードできた画像↓
ただ上の画像のように、アップロードできた画像はなぜかモザイクがかかった状態。さらにOpera Touchの「My Flow」には表示されず、Opera Touchの「My Flow」に表示されていた矢印ボタンをタップしても、何も起きませんでした。ちなみに現行のOpera TouchおよびPC版Operaの「My Flow」には、矢印ボタンは表示されなくなりました。
しかし何らかの原因で連携の接続が切れた時に「My Flow」に表示された画面に『10MBのファイルが送信できる』と書かれていたので、将来的にはファイルのやり取りも「My Flow」で可能になるかもしれません。そうなると、色々活用の幅が広がる…かもしれません。(*^^*)
接続が切れた時に表示された画面↓
・I can't upload and download images in My Flow:Opera公式フォーラム・・・この件について公式フォーラムに書いた問い合わせ(※英語)。どうやらモデレーター(※フォーラム管理者、Opera社の社員ではない)の方も、この機能を知らなかったようです。
最後に総評ですが、Safariなど他のブラウザと比べて使い勝手が良い機能もあるものの、まだまだ機能不足だったり、改善の余地があるところも多く、正直点数をつけるとすると100満点で言えば「65点」くらいかなと。(^^;
今後に期待する点としては、ページ表示領域が広いのはメリットあると思うので、是非リーダーモードを搭載して欲しいなと思います。またAndroid版を試した時「音声検索」がかなり使い勝手良いなと感じたので、早くこの機能が搭載されると良いなと。
(※.「音声検索」「ページ内検索」ともに最新のVer.1.3.1に搭載されています!詳しくは追記その2を参照)
あと「My Flow」がiOSの「App Extension」(共有拡張機能?)に対応してくれると、他のブラウザやアプリなどから「My Flow」が利用できるようになるので良いなと思います。ファイルのアップロードに関しては、実際試してみないと何とも言えないなぁ〜と言う感じです。
それと上記でも書きましたが、私は「トップサイト」がどうも肌に合わないので、これを非表示にできるようになると良いなと思います。またFABで使える機能のカスタマイズができたら良いなと。これは公式フォーラムの要望にも書いたのですが、『戻る』機能はスワイプ操作でできるので要らないと思いますし、それより『共有』ボタンの方がよく使うので、『戻る』機能の所にあったら便利だなと思います。(*^^*)
・I want to select the menu of Fast Action Button!:Opera公式フォーラム・・・上記の公式フォーラムへの要望(※英語)
【関連リンク】
・Opera Touch公式HP
・Opera Touch:App Store
・Opera Touch:Opera Help・・・公式ヘルプページ(※英語)
・iOS版Opera Touch:Opera公式フォーラム・・・公式フォーラムの同製品関連カテゴリ(※英語)
・Opera introduces Opera Touch and challenges Safari on iPhone:Operaモバイルチーム公式ブログ・・・リリース案内記事
【関連記事】
・Operaがイベントでモバイルブラウザ「Opera Touch」とPC用ブラウザの新しい機能を発表!(追記あり) : Kyu3’s Blog
・iOS版Opera MiniがAndroid版と同じUIに刷新!ニュースアプリ化して、WEBブラウザとしての使い勝手が悪化! : Kyu3’s Blog
上記の『3』のPC版Operaとの連携機能のところで紹介した、連携中ホーム画面最上部に表示される『最近 "閉じた" タブ』の誤訳をフォーラムで報告したところ、この欄に表示されるのは『最近 "開いた" タブ』と言うより『最近 "使用した" タブ』と言うことが分かりました。
・Japanese Mistranslation in Home page:Opera公式フォーラム
厳密に言うと『最近 "開いた" タブ』でも間違ってはいないでしょうが、『最近 "開いた" タブ』だと「最近使用したタブ」と言う意味にも取れますし、『新しいタブを作成して、そこで開いたページ』とも取れるので、的確では無いのではないかと。(^_^;
そのため本文の一部を修正しました。ちなみに英語版だとこの欄は『Recent tabs from Computer』となっています。
昨日(2019年1月24日)リリースされた最新バージョン1.3.1で、待望の「音声検索」機能が搭載されました!あとiPad版も出ました。(*^^*)
それと「ページ内検索」機能も、このバージョンに搭載されてました!バージョン履歴を確認したところ、昨年(2018年)11月にリリースされたバージョン1.1.0で搭載されたようです。
ページ内検索機能↓
ちなみにOpera Touchの「音声検索」機能は、iOS版ChromeやMicrosoft Edgeの「音声検索」機能と異なり、iOSに備わってる「音声入力」機能を使用するようで、その機能を有効にしていないと使用できませんでした。
iOSの「音声入力」機能をオンにするよう求めるアラート↓
実際「音声検索」機能を使用してるところ↓
ちなみにiOSの「音声入力」機能は、設定アプリの[一般 >キーボード]に設定項目があります。( ´ ▽ ` )ノ
iOS12の「音声入力」機能の設定項目↓
【関連リンク】
・Opera Touch with Private Mode for iOS and Android, also available on iPad:Operaモバイルチーム公式ブログ・・・最新の1.3.1のリリース記事です。
先日リリースされた最新バージョン(1.11.0)で、Flow 経由でファイルの送受信が可能になりました!( ´ ▽ ` )ノ
・Opera Touch now lets you share files between your smartphone, iPad and PC:Opera Mobileチーム公式ブログ
ファイルの種類に制限はなく、容量が10MB以下であれば、どんなファイルでも送受信できます。ちなみに iPhone版Opera Touch の場合、上矢印のアップロードボタンをタップすると、次のような3つのメニューが表示されます。
Opera Touch「Flow」のアップロードボタン↓
アップロードボタンを押すと表示されるメニュー↓
このうち「写真またはビデオを撮る」をタップすると、iPhone のカメラアプリの様な写真と動画の撮影機能が立ち上がり、撮影完了後『写真(またはビデオ)を使用』を選択すると、撮影した写真(またはビデオ)がすぐに Flow にアップロードされます。
「写真またはビデオを撮る」タップで表示される撮影機能↓
なお撮影した写真や動画は、iPhone 本体(フォトライブラリ)には保存されません。
次に「フォトライブラリ」をタップすると、iPhone の写真アプリのフォトライブラリが表示され、撮影済みの画像や動画を簡単にアップロードできます。また「ブラウズ」をタップすると、iOS 11 から追加されたファイルアプリの画面が開き、保存されてるファイルを簡単にアップロードすることができます。
「フォトライブラリ」をタップすると表示される画面↓
「ブラウズ」をタップすると表示される画面↓
なおこの機能注意点と Tips に関しては、以下の通りです。
アップロードしたファイルの容量が大き過ぎると表示されてるところ↓
PC版Opera で送受信したファイルは「My Flow」と言うフォルダに保存されます↓
最後に感想ですが、「Flow」は以前は Opera Touch と PC版Opera 間でリンクとテキストの送受信しかできず、何とも中途半端な感じがしました。しかしファイルが送受信できるようになり、しかもファイルの種類は問わないとなると、結構有用になったと感じます。
少なくとも Opera Touch と PC版Opera 両方を使用してるユーザーにとっては、スマホとPC間でのファイル送受信の選択肢が1つ増えることになり、色々活用できる場面は出てきそうな感じがします。また PCではブラウザばかり使用してる人も多いでしょう。PC で Opera を使用してるユーザーにとっては、わざわざ他のアプリを立ち上げなくてもファイル送信できるので、今まで Opera Touch を使っていないユーザーも、Opera Touch を使い始める理由の1つになる可能性はあるのではと。(*^^*)
【関連リンク】
・Opera Touch now lets you share files between your smartphone, iPad and PC:Opera Mobileチーム公式ブログ
先日リリースされた Ver.2.0.0 から、FAB ボタンを一般的な WEBブラウザアプリと同じ様な画面下ツールバーに置き換える設定項目が、追加されました!もし FAB ボタンの操作がどうも馴染めないと言う人は、一度試してみてはいかがでしょう?
・Opera Touch introduces new bottom navigation:Opera Mobile チーム公式ブログ
設定項目↓
設定変更後↓
あと今年(2019年)6月に搭載された仮想通貨ウォレット機能に関して、使い方を分かりやすく説明してるブログ記事を見つけたので、以下に掲載しておきます。
・Opera Touch(オペラタッチ)使い方 入金・送金・その他機能を紹介:dApps Market
【関連リンク】
・Opera Touch introduces new bottom navigation:Opera Mobile チーム公式ブログ
・Opera launches first browser for iOS with Web 3 support and Crypto Wallet:Opera Mobile チーム公式ブログ
iOS 版 Opera Touch の名称が「Opera Browser」(または「Opera」)に変更されました。ちなみに Android 版はそのままです。
・Opera Touch on iOS becomes Opera:Opera モバイルチーム公式ブログ・・・本文は英語。
・Opera、iOS版の「Opera Touch」を「Opera」に改称へ:気になる、記になる…
・iOS版「Opera Touch」は「Opera」に ~3月下旬に改称 - 窓の杜
【関連記事】
・Kyu3’s Blog : iOS版Opera Touchの名称が「Opera」に変更!(追記あり)
(※. iOS 版 Opera Touch の名前が「Opera」に変更されました!詳しくは「追記 その5」を参照。)
【目次】
- 「ファースト・アクション・ボタン」による独特の操作性
- Safariよりも広いページの表示範囲
- 「My Flow」などのPC版Operaとの連携機能
- その他の機能とTips、将来的可能性
- 総評
1. 「ファースト・アクション・ボタン」による独特の操作性
このブラウザの最大の特徴は、何と言っても画面下に表示されるこの「Fast Action Button(ファースト・アクション・ボタン)」(以下『FAB』と表記)でしょう。この丸いボタンをタップしてそのまま指を置いておくとメニューが表示され、画面をタップしたまま指を動かすことで、様々な機能やタブの切り替えなどが行なえます。
(※. 先日リリースされた Ver.2.0.0 から、FAB ボタンを一般的なツールバーに置き換える機能が搭載されました!この件に関しては「追記その4」を参照)
「FAB」のキャプチャ動画↓
上のキャプチャ動画だと指は写っていませんが、実際指を"アイコン"(例えば「←」や「x」)や"タブ"(各サイトの丸いファビコン)に移動させると、そのアイコンの機能名やタブで表示してるページのサムネイルが表示され、指を離すとその機能が実行されたりタブが表示されたりします。
この機能、正直慣れるのに少し時間がかかると思います。「使い勝手が良いか?」と言われると微妙。いくつかの機能や開いてるタブへの移動はSafariよりも早く行えますが、逆にSafariよりも手間がかかると感じる機能もあり…。またよく使う機能(例えば私の場合「共有」メニューを表示する機能)がFABメニューの中にないと、結局別の形で機能を実行することとなり、その場合結局Safariよりも手間がかかったりするので。(^^;
最新版(1.0.3)のFABメニュー↓
ハンバーガーメニュー↓
(※. FABメニューにない機能は、こちらから実行することになります。)
ちなみにコツとしては、指をアイコンやタブに移動させ機能名やサムネイルが表示された後、すぐに指を離すのではなく、一瞬間(ま)を置いてから指を離すと、うまく操作できると思います。あと「3D Touch」をオンにしている方が、若干操作しやすいように感じられました。おそらく指を画面に押し込んでメニューを表示→機能を実行すると言う感覚で操作した方が、この機能を感覚的に理解しやすいからではないかと。
あと指をFABに置いてすぐ離す(※.要は普通のタップ)と、ホーム画面が現れます。こちらの使い勝手は、正直イマイチ。
ホーム画面↓
Chromeの"新しいタブ"と同じ様に、できるだけユーザーに手を煩わせないように、何もしないでも「トップサイト」によく見るサイトが追加されます。このやり方は合理的だとは思いますが、追加されるのはあくまでそのサイトのトップレベルURLのページ。なので、例えば私の場合「Yahoo!ニュース」のトピックス一覧ページをよく見るのですが、そちらのページのURLは『 https://news.yahoo.co.jp/topics 』です。しかしトップサイトに追加されるのはトップレベルなので、Yahoo!ニュースのトップページ(URLは『 https://news.yahoo.co.jp/ 』)が追加されてしまいます。
また普段よく見ないサイトでも、アクセスする時はすぐにアクセスできるようにしたいサイトもあると思います。例えば地震情報のページとか。なので、私はどうもこのトップサイトのような方式は、好きになれません。(^^;
一応そう言う人向けに(?)簡易ブックマーク機能(「スター付き」)も用意されていますが、トップサイトの下に表示されるので、ちょっとアクセスしにくいです。ちなみにこの「スター付き」に追加するには、右上のハンバーガーメニューの『☆』マークを、追加したいページでタップします。こちらはトップレベルでなく、見ているサイトのURLがそのまま追加されます。
2. Safariよりも広いページの表示範囲
iOS版のOpera Touchがリリースされた時、メディアの記事ではやたらと「大画面端末で操作しやすい!」と書いてる記事が見られました。
・「iPhone XS Max」の大画面に特にお勧め──「Opera Touch」ブラウザのiOS版登場:ITmedia Mobile
・大型化の時代ゆえのありがたみ。片手操作が楽しいブラウザ「Opera Touch」がiOS向けに登場:ギズモード・ジャパン
・大画面でも操作しやすい!老舗ウェブブラウザOperaから『Opera Touch』がリリース:カミアプ
しかし私はこの意見には疑問です。と言うのも、自分が使いたい機能やよく使う機能が全てFABにあれば、そう言えなくもないと思いますが、現状そう言う人はほとんどいないでしょう。そうなると右上のメニューにアクセスせざるを得ず、むしろ大画面端末だと操作しにくいのではと思うので。
逆に私は小さい画面の端末の方がメリットがあると思います。と言うのもOpera Touchは、SafariよりもWEBページの表示範囲が少し広いので、より多くのコンテンツを表示することができます。これは大画面端末よりも小さい端末の方が、メリットだと感じることでしょうから。
Opera TouchとSafariの表示範囲比較↓
(※. アドレスバー表示時)
Opera TouchとSafariの表示範囲比較↓
(※. 画面をスクロールさせ、UIを消してる状態)
いずれにせよ、Safariよりも表示範囲が広い点は、Opera Touchの特徴の1つと言えると思います。なので「とにかく1行でも1ピクセルでも、ページの表示範囲を広くしたい!」と言う、いわゆる"表示領域絶対主義"な人には、お薦めと言えるかもしれません。
3. 「My Flow」などのPC版Operaとの連携機能
Opera Touchには、PC版Operaとの連携機能が搭載されています。メールアドレスの追加もアカウント作成も必要なく、QRコードを使って接続できる点は、優れてるなと思います。(*^^*)
連携の仕方は以下の通りです。
- PC版Operaの設定画面で「My Flow」を有効。
- 新しいサイドバーに「My Flow」アイコンが表示されるので、それをクリック(※. 新しいサイドバーをウィンドウ端に常時固定表示してない場合は、スピードダイヤル画面に表示されます)。
- 「My Flow」の接続案内画面が表示されるので、案内に従ってQRコードを表示。
- Opera Touchの設定画面か、ホーム画面左スワイプで表示される「My Flow」画面で『コンピュータに接続』をタップ。
- Opera Touchで『QRコードをスキャン』をタップ。
- Opera TouchのQRコードリーダー機能を使って、PC版Operaの画面に表示されるQRコードを読み込む。
接続が完了すると、いわゆる「あとで見る」系サービスの「My Flow」が利用できるようになるほか、PC版Operaの
ホーム画面のPC版Operaで
タブ一覧画面のPC版Operaで開いてるタブ一覧↓
「My Flow」の使い勝手は、正直これもイマイチ。と言うのも、ページを追加(送信)するのは非常に楽なのですが、まずOpera TouchとPC版以外でこの機能を使ったり、追加したページを見ることはできません。例えば私は長年「Pocket」と言う「あとで見る」系のサービスを使っていますが、これだとOpera Touchだけでなく、SafariやTwitterなど、他のアプリからもページを追加することができます。また専用アプリに加え、どのブラウザでも、サイトにアクセスしてログインすれば、追加したページを見ることができます。なので比較すると「Pocket」の方がどうしても良いと感じてしまいます。
また追加したページの表示方法も「Pocket」のようなリスト表示でなく、個々の追加したページの表示方式が結構上下の幅がある方式なので、数が多いと見にくくなるでしょう。さらにPC版でタブ内表示すると、なぜか右端に偏ってしまうのも残念なところ…(^_^;
Opera Touchで「My Flow」を表示↓
PC版Operaで「My Flow」をタブ内表示↓
ただ1つ興味深いのは、この機能はページのURLを追加できるだけでなく、テキストも追加できること。一応改行も反映される(※. PC版Operaでは『Enter』キー押すと改行でなく追加されてしまうので注意)ので、ToDoリストとして使えるかもしれません。
「My Flow」に追加されたテキスト↓
4. その他の機能とTips、将来的可能性
最後に上記の機能以外について、いくつか書いておこうと思います。まず広告ブロック機能等について。Opera Touchには広告ブロック機能と仮想通貨マイニング・スクリプトのブロック機能が搭載されていますが、初期状態では広告ブロック機能はオフになっているので、注意して下さい。もし利用したい場合は、手動で設定でオンにする必要があります。
広告ブロック等の設定画面↓
(※.「音声検索」「ページ内検索」ともに最新のVer.1.3.1に搭載されています!詳しくは追記その2を参照)
・Page view:Opera Touchの公式ヘルプページ・・・当該ページ(※英語)
なお公式フォーラムでこれらの機能搭載について質問したところ、ページ内検索は「すぐに搭載予定」、一方音声検索は「搭載予定だけど、時期は明言できない」とのこと。
・Will "Voice Search" and "Find text in page" features be supported?:Opera公式フォーラム・・・当該トピック(※英語)
次にTips(ちょっとしたお役立ち情報)ですが、ホーム画面のスクロール位置は、ある程度の間保持されるみたいなので、例えば私みたいにトップサイトが肌に合わず、簡易ブックマークの「スター付き」をメインに使いたいと場合は、「スター付き」のところまでスクロールさせておくとしばらくこの状態が保持されるので、試してみてはいかがでしょう?ちなみに再起動したり長い時間経ってから使用する(?)と、元のホーム画面最上部の位置まで戻ってしまいますが…(^^;
(※. 最新版では「トップサイト」と「コンピュータで最近使用したタブ」が設定で非表示可能になっています。)
スター付き↓
それと「My Flow」の画面は、実は「flow.opera.com」と言うURLのページを表示しています。なので、サイドバー表示の場合はURLが表示されないので駄目ですが、サイドバーを常時固定せずスピードダイヤルの横に表示して使用すると、上記の画像のようにタブ内表示されるので、その際URLをコピー(※ブックマークボタンが非表示となっているので)し、『スピードダイヤルに追加』などのメニューから追加すると、スピードダイヤルに登録することもできます。
最後に「My Flow」の将来的可能性に関して。実はiOS版リリース直後、ひょっとしたら一部のユーザーだけかもしれませんが、Opera TouchとPC版Operaの「My Flow」の投稿欄に"アップロードボタン"が表示されていました。この矢印ボタンをクリックすると画像のアップロードが、PC版Operaの方でできました。
(※. 最新版の Ver.1.11.0 で、Flow を使ったファイルのアップロードが正式に可能になりました!詳しくは「追記 その3」を参照。)
iOS版Opera Touchリリース直後の「My Flow」に表示されたアップロードボタンとアップロードできた画像↓
ただ上の画像のように、アップロードできた画像はなぜかモザイクがかかった状態。さらにOpera Touchの「My Flow」には表示されず、Opera Touchの「My Flow」に表示されていた矢印ボタンをタップしても、何も起きませんでした。ちなみに現行のOpera TouchおよびPC版Operaの「My Flow」には、矢印ボタンは表示されなくなりました。
しかし何らかの原因で連携の接続が切れた時に「My Flow」に表示された画面に『10MBのファイルが送信できる』と書かれていたので、将来的にはファイルのやり取りも「My Flow」で可能になるかもしれません。そうなると、色々活用の幅が広がる…かもしれません。(*^^*)
接続が切れた時に表示された画面↓
・I can't upload and download images in My Flow:Opera公式フォーラム・・・この件について公式フォーラムに書いた問い合わせ(※英語)。どうやらモデレーター(※フォーラム管理者、Opera社の社員ではない)の方も、この機能を知らなかったようです。
5. 総評
最後に総評ですが、Safariなど他のブラウザと比べて使い勝手が良い機能もあるものの、まだまだ機能不足だったり、改善の余地があるところも多く、正直点数をつけるとすると100満点で言えば「65点」くらいかなと。(^^;
今後に期待する点としては、ページ表示領域が広いのはメリットあると思うので、是非リーダーモードを搭載して欲しいなと思います。またAndroid版を試した時「音声検索」がかなり使い勝手良いなと感じたので、早くこの機能が搭載されると良いなと。
(※.「音声検索」「ページ内検索」ともに最新のVer.1.3.1に搭載されています!詳しくは追記その2を参照)
あと「My Flow」がiOSの「App Extension」(共有拡張機能?)に対応してくれると、他のブラウザやアプリなどから「My Flow」が利用できるようになるので良いなと思います。ファイルのアップロードに関しては、実際試してみないと何とも言えないなぁ〜と言う感じです。
それと上記でも書きましたが、私は「トップサイト」がどうも肌に合わないので、これを非表示にできるようになると良いなと思います。またFABで使える機能のカスタマイズができたら良いなと。これは公式フォーラムの要望にも書いたのですが、『戻る』機能はスワイプ操作でできるので要らないと思いますし、それより『共有』ボタンの方がよく使うので、『戻る』機能の所にあったら便利だなと思います。(*^^*)
・I want to select the menu of Fast Action Button!:Opera公式フォーラム・・・上記の公式フォーラムへの要望(※英語)
山口 問答(やまぐち もんどう)
2021-03-02
【関連リンク】
・Opera Touch公式HP
・Opera Touch:App Store
・Opera Touch:Opera Help・・・公式ヘルプページ(※英語)
・iOS版Opera Touch:Opera公式フォーラム・・・公式フォーラムの同製品関連カテゴリ(※英語)
・Opera introduces Opera Touch and challenges Safari on iPhone:Operaモバイルチーム公式ブログ・・・リリース案内記事
【関連記事】
・Operaがイベントでモバイルブラウザ「Opera Touch」とPC用ブラウザの新しい機能を発表!(追記あり) : Kyu3’s Blog
・iOS版Opera MiniがAndroid版と同じUIに刷新!ニュースアプリ化して、WEBブラウザとしての使い勝手が悪化! : Kyu3’s Blog
【追記(2018年10月31日)】
上記の『3』のPC版Operaとの連携機能のところで紹介した、連携中ホーム画面最上部に表示される『最近 "閉じた" タブ』の誤訳をフォーラムで報告したところ、この欄に表示されるのは『最近 "開いた" タブ』と言うより『最近 "使用した" タブ』と言うことが分かりました。
・Japanese Mistranslation in Home page:Opera公式フォーラム
厳密に言うと『最近 "開いた" タブ』でも間違ってはいないでしょうが、『最近 "開いた" タブ』だと「最近使用したタブ」と言う意味にも取れますし、『新しいタブを作成して、そこで開いたページ』とも取れるので、的確では無いのではないかと。(^_^;
そのため本文の一部を修正しました。ちなみに英語版だとこの欄は『Recent tabs from Computer』となっています。
【追記 その2(2019年1月25日)】
昨日(2019年1月24日)リリースされた最新バージョン1.3.1で、待望の「音声検索」機能が搭載されました!あとiPad版も出ました。(*^^*)
Introducing private mode in Opera Touch for iPhone & Android! Also, the first version of Opera Touch for the iPad has arrived. Learn more at: https://t.co/MDIyxBnttk pic.twitter.com/x7Kgou6fWv
— Opera (@opera) 2019年1月24日
それと「ページ内検索」機能も、このバージョンに搭載されてました!バージョン履歴を確認したところ、昨年(2018年)11月にリリースされたバージョン1.1.0で搭載されたようです。
ページ内検索機能↓
ちなみにOpera Touchの「音声検索」機能は、iOS版ChromeやMicrosoft Edgeの「音声検索」機能と異なり、iOSに備わってる「音声入力」機能を使用するようで、その機能を有効にしていないと使用できませんでした。
iOSの「音声入力」機能をオンにするよう求めるアラート↓
実際「音声検索」機能を使用してるところ↓
ちなみにiOSの「音声入力」機能は、設定アプリの[一般 >キーボード]に設定項目があります。( ´ ▽ ` )ノ
iOS12の「音声入力」機能の設定項目↓
【関連リンク】
・Opera Touch with Private Mode for iOS and Android, also available on iPad:Operaモバイルチーム公式ブログ・・・最新の1.3.1のリリース記事です。
【追記 その3(2019年8月31日)】
先日リリースされた最新バージョン(1.11.0)で、Flow 経由でファイルの送受信が可能になりました!( ´ ▽ ` )ノ
・Opera Touch now lets you share files between your smartphone, iPad and PC:Opera Mobileチーム公式ブログ
ファイルの種類に制限はなく、容量が10MB以下であれば、どんなファイルでも送受信できます。ちなみに iPhone版Opera Touch の場合、上矢印のアップロードボタンをタップすると、次のような3つのメニューが表示されます。
Opera Touch「Flow」のアップロードボタン↓
アップロードボタンを押すと表示されるメニュー↓
このうち「写真またはビデオを撮る」をタップすると、iPhone のカメラアプリの様な写真と動画の撮影機能が立ち上がり、撮影完了後『写真(またはビデオ)を使用』を選択すると、撮影した写真(またはビデオ)がすぐに Flow にアップロードされます。
「写真またはビデオを撮る」タップで表示される撮影機能↓
なお撮影した写真や動画は、iPhone 本体(フォトライブラリ)には保存されません。
次に「フォトライブラリ」をタップすると、iPhone の写真アプリのフォトライブラリが表示され、撮影済みの画像や動画を簡単にアップロードできます。また「ブラウズ」をタップすると、iOS 11 から追加されたファイルアプリの画面が開き、保存されてるファイルを簡単にアップロードすることができます。
「フォトライブラリ」をタップすると表示される画面↓
「ブラウズ」をタップすると表示される画面↓
なおこの機能注意点と Tips に関しては、以下の通りです。
- どんなファイルでも送受信可能(※.ただし10MB以下)
- 容量等でアップロードできない場合は、その旨が表示される。
- 撮影した写真や動画は iPhone 本体に保存されない。
- アップロードされてるファイルの中身を見るには、一度ダウンロードする必要がある。
- 写真や動画以外のファイルの中身を確認するには、iOS版Opera Touchの場合、対応するアプリで開くか、ファイルアプリに保存する必要がある。
- ファイルアプリは Docファイルや Pagesのファイルなど、様々なファイルの中身を確認することができる。
- PC版Opera でファイルを送受信した場合、
デスクトップダウンロードしたファイルの保存先に指定しているフォルダに「My Flow」と言うフォルダが作られ、その中に送受信したファイルが保存される。
アップロードしたファイルの容量が大き過ぎると表示されてるところ↓
PC版Opera で送受信したファイルは「My Flow」と言うフォルダに保存されます↓
最後に感想ですが、「Flow」は以前は Opera Touch と PC版Opera 間でリンクとテキストの送受信しかできず、何とも中途半端な感じがしました。しかしファイルが送受信できるようになり、しかもファイルの種類は問わないとなると、結構有用になったと感じます。
少なくとも Opera Touch と PC版Opera 両方を使用してるユーザーにとっては、スマホとPC間でのファイル送受信の選択肢が1つ増えることになり、色々活用できる場面は出てきそうな感じがします。また PCではブラウザばかり使用してる人も多いでしょう。PC で Opera を使用してるユーザーにとっては、わざわざ他のアプリを立ち上げなくてもファイル送信できるので、今まで Opera Touch を使っていないユーザーも、Opera Touch を使い始める理由の1つになる可能性はあるのではと。(*^^*)
【関連リンク】
・Opera Touch now lets you share files between your smartphone, iPad and PC:Opera Mobileチーム公式ブログ
【追記 その4(2019年10月22日)】
先日リリースされた Ver.2.0.0 から、FAB ボタンを一般的な WEBブラウザアプリと同じ様な画面下ツールバーに置き換える設定項目が、追加されました!もし FAB ボタンの操作がどうも馴染めないと言う人は、一度試してみてはいかがでしょう?
・Opera Touch introduces new bottom navigation:Opera Mobile チーム公式ブログ
設定項目↓
設定変更後↓
あと今年(2019年)6月に搭載された仮想通貨ウォレット機能に関して、使い方を分かりやすく説明してるブログ記事を見つけたので、以下に掲載しておきます。
・Opera Touch(オペラタッチ)使い方 入金・送金・その他機能を紹介:dApps Market
【関連リンク】
・Opera Touch introduces new bottom navigation:Opera Mobile チーム公式ブログ
・Opera launches first browser for iOS with Web 3 support and Crypto Wallet:Opera Mobile チーム公式ブログ
【追記 その5(2021年3月22日)】
iOS 版 Opera Touch の名称が「Opera Browser」(または「Opera」)に変更されました。ちなみに Android 版はそのままです。
・Opera Touch on iOS becomes Opera:Opera モバイルチーム公式ブログ・・・本文は英語。
・Opera、iOS版の「Opera Touch」を「Opera」に改称へ:気になる、記になる…
・iOS版「Opera Touch」は「Opera」に ~3月下旬に改称 - 窓の杜
【関連記事】
・Kyu3’s Blog : iOS版Opera Touchの名称が「Opera」に変更!(追記あり)