iPhone 6s を使用していた時は「Catalyst」と言う防水・耐衝撃ケースをずっと使用していたのですが、「8」に買い換える際「8」用の Catalyst の防水・耐衝撃ケースがまだ出ていなかったので、それが出るまでの一時しのぎとして、今回紹介する「KYOKA」と言うメーカーが製造販売してる iPhone 7&8用の格安防水・耐衝撃ケースを購入しました。
・KYOKA の iPhone 7 & 8用防水耐衝撃ケース:Amazon
「一時しのぎ」と言うことで、とりあえず値段が安いもの、かつ Amazon レビューが多いものと言う基準(※. レビューが多い = 使用者が多い = 売れてる・問題のある商品でない?)で商品を探し、この商品が値段が2千円代でレビュー数が非常に多い(※. 2019年5月現在で690件)ので購入しました。安いので正直あまり期待していませんでしたが、思っていた以上にしっかりとした作りで、一時しのぎのつもりが約1年半使うこととなりました。
KYOKA の防水耐衝撃ケース↓

…と言うことで、今回はこのケースのレビュー記事を書こうと思います。
まず防水性に関してですが、何度も雨の中で使用しましたし、公園の池に10分以上リアル池ポチャをしてしまったこともあるのですが、防水性はまったく問題ありませんでした!
購入時の防水テストの様子↓

また耐衝撃性に関しても、特に問題はありませんでした。何度か結構な高さから落としたことがありましたが、中の iPhone は傷一つ付いてませんでしたし、故障することもありませんでした。
ただし落とした際は、一度ケースのハマり具合をきちんとチェックした方が良いと思います。と言うのも、意図的にそう作っているのか構造的にそうなってしまったのか分かりませんが、落とした後ケースがしっかりとハマっておらず、少し空いた状態になってることがよくあったので。
ちょっとくらい空いた状態でも耐衝撃性は問題ないとは思いますが、完全にハマってない状態だと水が侵入する可能性はあると思います。なので、落とした際は一度ケースのハマり具合をチェックした方が良いと思います。
前回書いた iPhone用防水・耐衝撃ケース「Catalyst」の記事でケースの持った時・握った時の感触について書いたので、こちらでもそのことについて書くと、持った感触・握った感触は、正直あまり良くありませんでした。とは言え、握り心地が悪いと言う訳ではないのですが。ただ Catalyst が非常に良かったのでそれと比べると、どうしてもイマイチだと感じずにはいられませんでした。
その代わりこのケースの良い点は、ケースの前後が持った瞬間にすぐ分かること。これまで使ってきたケースの本体はだいたいディスプレイ側と背面側が対称的だったのに対し、このケースは非対称であるのに加え、背面側が前面ディスプレイ側のプラスチックと異なる触り心地の素材が使われてるので、ポケットの中でも本体の前後が分かりました。
横から見た KYOKA のケース↓
(※右側がディスプレイ側です)

KYOKA のケース(背面)↓

あと本体背面の面積がディスプレイ側より小さくなっているので、机の上に置いた状態から持ち上げる際は、他のケースより若干楽だと思います。
一時しのぎとして使うつもりが1年半も使うこととなった大きな理由は、何と言っても劣化が非常に少ないことでした。特にケース本体の劣化はこれまで使ってきた高額の防水耐衝撃ケースと比べても明らかに少なく、見た目や印象が1年半経ってもほとんど変わりませんでした。ケースに細かい傷や凹みはできましたが、黒いので目立ちにくいと言うのもありますが、私にとってはまったく気にならないレベルでした。
1年半使用した KYOKA のケースの傷や凹み↓
(※. 写真だと光の関係等で結構目立ちますが、実際はほとんど気にならないと思います)


ただやはり1年半も使っているとディスプレイ部分を覆うプラスチック部分に細かな傷が少し目立つようになり、今は別のケースを使用していますが、それでもひどく気になる程度ではありません。
なおディスプレイ部分以外に限って言えば耐久性は高く、おそらく3・4年は問題なく使えるのではないかと思います。
長年防水・耐衝撃ケースを使っていますが、どうしてもネックになるのがコネクタ部分のフタ。ここが破損してしまったら防水性が損なわれるので、できるだけ頑丈な方が良いのですが、これまで使ってきたケースはいずれもこの部分が弱く、破損したことが度々あります。Catalyst のように交換可能であればまだ良いのですが、そうでないと本体そのものを買い換えねばなりません。
その点で言うと、KYOKA のケースはこのフタが最高・最強でした!少し太めのフタは作りもしっかりしてますし、繰り返し開け閉めしてても、全然問題ない感じ。1年半経っても特に劣化してる様子もありませんでした。
Lightning コネクタのフタ部分↓

なので、他のケースメーカーもこのフタを真似したら良いのではと思います。
その一方で「ここはダメだな」と感じたのは、マナースイッチの部分。Catalyst などと同じ様に回してオンオフを切り替えるタイプなのですが、私の入れ方が悪いのかもともとそうなのか分からないですが、うまく機能せず。
マナースイッチ部分↓

一応回せばオンオフはできるのですが、なかなかオンオフできないこともあったりするので、ここは改善した方が良いのではと思いました。
Lifeproof の記事でも Catalyst の記事でも書いたのですが、カメラ部分を覆うケースの宿命なのが「ゴースト現象」。夕日や照明などの強い光を発するものを撮影した際に、発光体がずれて映っていたり、丸や筋と言った光の像が映ってしまう現象のことですが、これはこのケースでも起きます。
ゴースト現象↓


ただしこれも Catalyst の記事に書きましたが、ゴースト現象が起きてしまった写真(あと動画も)が、必ずしも良くないと言う訳ではなく、それも"味になる"こともあります。またケースの付け具合でも多少起こりやすさや起き具合が変わるので、もしどうしても気になるようであれば、一度ケースを付け直してみることをお薦めします。
「8」以降の iPhone は Qi充電に対応してるので気になる方もいると思いますが、このケースでも問題なく Qi充電できました。

ただレビューの中で見た記憶があるので一応書いておきますが、レビューの中には「Qi充電できない」と言ってる方もおられました。しかし調べてみると、どうやら「8」発売前に「7」専用として販売されてた時のケースには金属プレートが入っており、それが原因で Qi充電できなかったようです。この金属プレートは付属品のリング型のスタンド(※.指を中に入れて本体が手から落ちないようにする機能もあるやつ)を磁石で固定するためのものだったようで、これを取り外すと問題なく充電できたそうです。
おそらく現在は金属プレートが入ったものは購入しても送られてこないと思いますが、もし送られてきたら金属プレートを外せば、問題なく Qi充電できると思います。
上記で付属品について触れたので触れておくと、このケース、安いですが、付属品が結構たくさん付いています。ホコリを取る用の「クリーニングクロス」やストラップが付いてるものは多いですが、それだけでなく、ケースを開けるための器具や簡易スマホスタンド(※.おそらくリング型スタンドが置き換わったものかと)も付いています。
付属品一覧↓

ケースを開けるための器具↓

簡易スタンド↓

では「これらを使うか?」と言われれば、使ったのはクリーニングクロスぐらいですが、それでも至れりつくせりな感じがするので、これはこれで悪くないと思います。
最後に総評ですが、防水・耐衝撃性は問題なく、安くても使える商品だと思います。高額の防水耐衝撃ケースと比べても耐久性が劣るどころか Lightningコネクタ部分はむしろ優れており、劣化が目立たない点などを考えても、長く使える良い防水耐衝撃ケースだと思います。
ただ私個人は持った感触があまり良くない点がどうしても気になるので、点数を付けるとしたら100点満点中70点くらいでしたが。「持った感触なんて気にしない」「とにかく安くて防水・耐衝撃性のある商品が欲しい」と言うのであれば、この商品はお薦めです!
【関連リンク】
・KYOKA の iPhone 7 & 8用防水耐衝撃ケース:Amazon
・KYOKAのケースの写真:フォト蔵
【関連記事】
・防水・耐衝撃のiPhoneケース「LifeProof」レビュー : Kyu3’s Blog
・持った感触がすごく良い!使用時の満足感が高いiPhone用防水耐衝撃ケース「Catalyst」レビュー : Kyu3’s Blog
・KYOKA の iPhone 7 & 8用防水耐衝撃ケース:Amazon
「一時しのぎ」と言うことで、とりあえず値段が安いもの、かつ Amazon レビューが多いものと言う基準(※. レビューが多い = 使用者が多い = 売れてる・問題のある商品でない?)で商品を探し、この商品が値段が2千円代でレビュー数が非常に多い(※. 2019年5月現在で690件)ので購入しました。安いので正直あまり期待していませんでしたが、思っていた以上にしっかりとした作りで、一時しのぎのつもりが約1年半使うこととなりました。
KYOKA の防水耐衝撃ケース↓

…と言うことで、今回はこのケースのレビュー記事を書こうと思います。
1. 防水・耐衝撃性に問題なし!ただし落としたら一度ケースをチェックすべし!
まず防水性に関してですが、何度も雨の中で使用しましたし、公園の池に10分以上リアル池ポチャをしてしまったこともあるのですが、防水性はまったく問題ありませんでした!
購入時の防水テストの様子↓

また耐衝撃性に関しても、特に問題はありませんでした。何度か結構な高さから落としたことがありましたが、中の iPhone は傷一つ付いてませんでしたし、故障することもありませんでした。
ただし落とした際は、一度ケースのハマり具合をきちんとチェックした方が良いと思います。と言うのも、意図的にそう作っているのか構造的にそうなってしまったのか分かりませんが、落とした後ケースがしっかりとハマっておらず、少し空いた状態になってることがよくあったので。
ちょっとくらい空いた状態でも耐衝撃性は問題ないとは思いますが、完全にハマってない状態だと水が侵入する可能性はあると思います。なので、落とした際は一度ケースのハマり具合をチェックした方が良いと思います。
2. 持った感触はイマイチ。しかし本体の前後は握った感触で分かります。
前回書いた iPhone用防水・耐衝撃ケース「Catalyst」の記事でケースの持った時・握った時の感触について書いたので、こちらでもそのことについて書くと、持った感触・握った感触は、正直あまり良くありませんでした。とは言え、握り心地が悪いと言う訳ではないのですが。ただ Catalyst が非常に良かったのでそれと比べると、どうしてもイマイチだと感じずにはいられませんでした。
その代わりこのケースの良い点は、ケースの前後が持った瞬間にすぐ分かること。これまで使ってきたケースの本体はだいたいディスプレイ側と背面側が対称的だったのに対し、このケースは非対称であるのに加え、背面側が前面ディスプレイ側のプラスチックと異なる触り心地の素材が使われてるので、ポケットの中でも本体の前後が分かりました。
横から見た KYOKA のケース↓
(※右側がディスプレイ側です)

KYOKA のケース(背面)↓

あと本体背面の面積がディスプレイ側より小さくなっているので、机の上に置いた状態から持ち上げる際は、他のケースより若干楽だと思います。
3. 本体の劣化はこれまでで一番少ない!?
一時しのぎとして使うつもりが1年半も使うこととなった大きな理由は、何と言っても劣化が非常に少ないことでした。特にケース本体の劣化はこれまで使ってきた高額の防水耐衝撃ケースと比べても明らかに少なく、見た目や印象が1年半経ってもほとんど変わりませんでした。ケースに細かい傷や凹みはできましたが、黒いので目立ちにくいと言うのもありますが、私にとってはまったく気にならないレベルでした。
1年半使用した KYOKA のケースの傷や凹み↓
(※. 写真だと光の関係等で結構目立ちますが、実際はほとんど気にならないと思います)


ただやはり1年半も使っているとディスプレイ部分を覆うプラスチック部分に細かな傷が少し目立つようになり、今は別のケースを使用していますが、それでもひどく気になる程度ではありません。
なおディスプレイ部分以外に限って言えば耐久性は高く、おそらく3・4年は問題なく使えるのではないかと思います。
4. Lightningコネクタ部分のフタは最高・最強!
長年防水・耐衝撃ケースを使っていますが、どうしてもネックになるのがコネクタ部分のフタ。ここが破損してしまったら防水性が損なわれるので、できるだけ頑丈な方が良いのですが、これまで使ってきたケースはいずれもこの部分が弱く、破損したことが度々あります。Catalyst のように交換可能であればまだ良いのですが、そうでないと本体そのものを買い換えねばなりません。
その点で言うと、KYOKA のケースはこのフタが最高・最強でした!少し太めのフタは作りもしっかりしてますし、繰り返し開け閉めしてても、全然問題ない感じ。1年半経っても特に劣化してる様子もありませんでした。
Lightning コネクタのフタ部分↓

なので、他のケースメーカーもこのフタを真似したら良いのではと思います。
5. マナースイッチはイマイチ
その一方で「ここはダメだな」と感じたのは、マナースイッチの部分。Catalyst などと同じ様に回してオンオフを切り替えるタイプなのですが、私の入れ方が悪いのかもともとそうなのか分からないですが、うまく機能せず。
マナースイッチ部分↓

一応回せばオンオフはできるのですが、なかなかオンオフできないこともあったりするので、ここは改善した方が良いのではと思いました。
6. ゴースト現象はやはり起きます
Lifeproof の記事でも Catalyst の記事でも書いたのですが、カメラ部分を覆うケースの宿命なのが「ゴースト現象」。夕日や照明などの強い光を発するものを撮影した際に、発光体がずれて映っていたり、丸や筋と言った光の像が映ってしまう現象のことですが、これはこのケースでも起きます。
ゴースト現象↓


ただしこれも Catalyst の記事に書きましたが、ゴースト現象が起きてしまった写真(あと動画も)が、必ずしも良くないと言う訳ではなく、それも"味になる"こともあります。またケースの付け具合でも多少起こりやすさや起き具合が変わるので、もしどうしても気になるようであれば、一度ケースを付け直してみることをお薦めします。
7. Qi充電も対応
「8」以降の iPhone は Qi充電に対応してるので気になる方もいると思いますが、このケースでも問題なく Qi充電できました。

ただレビューの中で見た記憶があるので一応書いておきますが、レビューの中には「Qi充電できない」と言ってる方もおられました。しかし調べてみると、どうやら「8」発売前に「7」専用として販売されてた時のケースには金属プレートが入っており、それが原因で Qi充電できなかったようです。この金属プレートは付属品のリング型のスタンド(※.指を中に入れて本体が手から落ちないようにする機能もあるやつ)を磁石で固定するためのものだったようで、これを取り外すと問題なく充電できたそうです。
おそらく現在は金属プレートが入ったものは購入しても送られてこないと思いますが、もし送られてきたら金属プレートを外せば、問題なく Qi充電できると思います。
8. 付属品が結構たくさん!
上記で付属品について触れたので触れておくと、このケース、安いですが、付属品が結構たくさん付いています。ホコリを取る用の「クリーニングクロス」やストラップが付いてるものは多いですが、それだけでなく、ケースを開けるための器具や簡易スマホスタンド(※.おそらくリング型スタンドが置き換わったものかと)も付いています。
付属品一覧↓

ケースを開けるための器具↓

簡易スタンド↓

では「これらを使うか?」と言われれば、使ったのはクリーニングクロスぐらいですが、それでも至れりつくせりな感じがするので、これはこれで悪くないと思います。
9. 総評
最後に総評ですが、防水・耐衝撃性は問題なく、安くても使える商品だと思います。高額の防水耐衝撃ケースと比べても耐久性が劣るどころか Lightningコネクタ部分はむしろ優れており、劣化が目立たない点などを考えても、長く使える良い防水耐衝撃ケースだと思います。
ただ私個人は持った感触があまり良くない点がどうしても気になるので、点数を付けるとしたら100点満点中70点くらいでしたが。「持った感触なんて気にしない」「とにかく安くて防水・耐衝撃性のある商品が欲しい」と言うのであれば、この商品はお薦めです!
KYOKA
【関連リンク】
・KYOKA の iPhone 7 & 8用防水耐衝撃ケース:Amazon
・KYOKAのケースの写真:フォト蔵
【関連記事】
・防水・耐衝撃のiPhoneケース「LifeProof」レビュー : Kyu3’s Blog
・持った感触がすごく良い!使用時の満足感が高いiPhone用防水耐衝撃ケース「Catalyst」レビュー : Kyu3’s Blog