「Harman Kardon(ハーマン・カードン)」のワイヤレスイヤホン「FLY BT」を買って数ヶ月経ったので、今回はそのレビュー記事を書こうと思います。

これまでずっと Amazon で2・3千円の安いワイヤレスイヤホンを購入して使っていました。音も決して悪くなく、どの製品も1年くらい使うことができますし、壊れても安いのですぐに買い換えれば良いので、それなりに満足して使っていました。
ただここ最近、気になる壊れ方をする製品が続きました。最初の事例は勝手に電話をかけてしまうと言うもの。これはおそらくコントローラー内部で接触不良が起き、それが原因で起きていたのだと思います。続いて突如大音量ノイズが鳴り続けると言うもの。これは製品自体にある不具合みたいで、多くの人が Amazon で同様の問題を書きこんでいたのですが、最初の1・2回目に起きた時は電源切れば止められたものの、3回目は電源が切れず。電池がなくなるまで、音が鳴り続けると言う状況でした。😅
大音量ノイズが鳴ってるところ↓↓
後者の製品は一応保証期間内だったので、別商品で交換対応となりましたが、さすがに同じメーカーの製品は怖くて使えず…。こんな感じで気になる壊れ方をする製品が続いたので、次は「値段が高くても、安心して長く使えるやつを買ってみよう」と言うことで、大須にある eイヤホンなどで色々試して購入したのが、今回紹介する「FLY BT」です。
あと余談ですが「Harman Kardon」と言えば、下の「SOUNDSTICKS」が有名です。この独特な形状のスピーカーが以前 Mac とよく並んで売っていたのを覚えています(※. 当時はワイヤレスでなくワイヤードでしたが)。
この製品は音は良いものの場所を取ることや、値段が結構するので購入はしませんでしたが、Mac とともに「Harman Kardon」も憧れのブランドでした。なので、この点も購入動機の1つではあります。😊
今回「FLY BT」を選んだ基準は上記の条件に加え、音が良いことを重視しました。eイヤホンなどで他の製品と聴き比べて選んだだけあって、実際使ってみても音は2・3千円で Amazon で購入できる製品と比べると1段上と言う感じです。高音も低音もクリアに聞こえるので、音楽だけでなく、最近よく聴くポッドキャストでパーソナリティーの方の声もクリアに聞こえます。
製品自体の作りもしっかりしていて、イヤホン部分もコントローラー部分も壊れにくくしっかりと作られてる感じで、すぐに壊れることはなさそうです。ボタンも押しやすく、押した時の感触も悪くないです。また電源オン・オフや Bluetooth 接続時の音なども品が良く、全般的に質が高いなと感じました。

その他に良かった点としては、充電スピードが非常に早いと言うこと。これまで使ってきた Amazon で2・3千円の製品と比べると、半分以下の時間で充電が完了する感じです。ちなみに充電端子は「マイクロUSB」です。
ただし不満点もいくつか。いずれも細かい点なのですが、まず今回イヤホンを買う際の条件として「音の良さ」に加え、「イヤホン部分に磁石が付いてること」と言うのも条件の1つでした。と言うのも、以前買ったソニーの「WI-SP600N」に磁石が付いておらず、それがとても不満だったからです。
磁石がイヤホン部分に付いてると、耳から外して首から下げた時、イヤホン部分で固定できるので、落とす心配はほとんどありません。Amazon で購入してた2・3千円のものにも付いていて、使っていてこの点はすごく良いなと思っていました。「WI-SP600N」を購入した時この点をチェックするのを忘れていて、後から後悔しました。😓
と言うことで、今回「FLY BT」を購入する時はeイヤホンできちんとこの点をチェックして購入したのですが、確認した時には感じなかった…と言うか、磁石が付いてる時点で良しとしてしまってたのか、実際使ってみると結構磁力が弱く…。そのため耳から外して首にかけた時、ちょっとした衝撃でイヤホン部分が外れてしまいます。
Amazon で購入してた2・3千円のものの磁石は結構磁力が強いので、値段的な理由で磁力が弱いのではなく、音的な理由でそうしてるのかもしれませんが、できるならもっと強くした方が良いと思います。
それと今回eイヤホンで付け心地も確認したうえで購入したのですが、実際はめて使ってみると、耳から少し外れやすいことが気になりました。耳の中に入れるゴム部分は大きさの異なるものが付属してるので、ある程度改善はできるものの、例えば以下の「WI-SP600N」に付いてるような耳の穴の外側に固定する飛び出してる部分が「FLY BT」には付属していませんでした。
WI-SP600N のイヤホン部分↓↓
(※. 下の写真で言うと、右側に飛び出てる部分が「FLY BT」には付属していませんでした。)

FLY BT のイヤホン部分↓↓

そこで以前購入して使わなくなっていた Amazon で2・3千円で買った商品に付属していたものを「FLY BT」に付けてみたら違和感なく付けることができたので、とりあえず現在は問題なく使えていますが、もし同様の製品を次に出すのであれば、この外側部分のゴムも付けた方が良いと思います。
あとは連続再生時間が「8時間」と言うのは決して短くはないですが、最近だと「12時間」と言う製品も出ているので、次の製品ではもう少し長くなると良いなと思います。
上記で細かい不満点を複数書きましたが、では満足してないかと言うと、そんなことはありません。満足度は100点満点で言うと「85点」と言ったところでしょうか。何と言っても音は良いですし製品の作りもしっかりしてて、使ってて心地良いです。
なので値段が少し高くても「音が良く、作りもしっかりしてる製品が欲しい」と言う方には、お薦めです。😊
プロモーションビデオ↓↓
【関連リンク】
・Harman Kardon FLY BT | ワイヤレスインイヤー型ヘッドホン・・・製品の公式ページ。
【関連記事】
・Appleストア名古屋栄でAirPods Proを試してみた感想 : Kyu3’s Blog
・ソニーのワイヤレスイヤホン「WI-SP600N」レビュー:数ヶ月使わなかったので売ってしまいました! : Kyu3’s Blog
・イヤホン : Kyu3’s Blog・・・上記以外のイヤホン関連の記事が見られます。
1年ほど「FLY BT」を気に入って使っていたのですが、悲しい出来事が…。ポッドキャストを聞いてる最中、肩に大きな虫が止まった感じがしたので慌てて振り払うと、その時「FLY BT」のコードも払ってしまい、耳から外れて地面に落ちてしまいました。振り払った衝撃か地面に落ちた衝撃か分かりませんが、その結果片方のイヤホンの磁石が付いてる部分だけが取れて、どこかへ消えてしまいました。😭


幸いなことに外れた部分は磁石が付いていた部分で、コード等に影響はなく、再生等々は問題なくできるのですが、このままだと使いにくいので、Harman Kardon のサポートページからメールで「修理可能かどうか」と「外れてしまった部品だけ送ってもらえるかどうか」を問い合わせてみました。するとすぐに返信があり、以下のような回答をもらいました。
9000円近い製品なので、新たに購入するよりは安く手に入りますが、完全に使えなくなった訳ではないのと、もう1つワイヤレスイヤホンを持っているので、とりあえずはそちらを使っていこうかなと…思っています。😅
【関連リンク】
・Harman Kardon サポートページ
M1 Macbook Air で試してなかったので試したところ、問題なく接続・使用できました。ちなみに OS は macOS Big Sur 11.5 です。
【関連記事】
・M1 Macbook Air レビュー(追記あり):Kyu3’s Blog
・macOS Big SurのTips(追記あり):Kyu3’s Blog
上記「追記」でイヤホンの一部が取れてしまった問題、結局100円ショップで小さい磁石を買ってきて、それを紫外線を当てることで固めることができる液体プラスチック接着剤「BONDIC」を使って固定&コーティングすることで対応しました。

見た目は良くないですが、ちゃんともう片方のイヤホンにくっつきますし、プラスチックでコーティングされてるので、雨に濡れても問題ありませんでした。
あと先日電源ボタンを長押しても、赤いランプが点いたままで消えない問題が発生しました。

色々試してみましたが、最終的にはバッテリーがなくなるまで放置し、再度充電 → 電源起動したら、問題なく電源オフで赤いランプが消えるようなりました。もし同じ現象が起きた方は、試してみてはいかがでしょう?
【関連リンク】
・Bondic Japan
残念ながら、今朝使用中に FLY BT の片側から音が出なくなってしまいました。どうやら左側のケーブル内で断線が起こってしまったようです。orz
購入したのが2020年3月。しかし6月に AfterShokz (現・Shokz)の「Aeropex」を購入後はそちらがメインになってしまい、ここ1年くらいはほぼ使ってなかったので、実質使えたのは1年半くらいかなと。そう考えると、3千円台の格安イヤホンと比べても、さほど耐久性は変わらないかもしれません。😅
ちなみに壊れたのは「追記」「追記 その3」で書いた部品が外れてしまった右側ではなく、左側です。
【関連記事】
・骨伝導ヘッドホン「AfterShokz Aeropex」レビュー(追記あり)

1. 購入動機
これまでずっと Amazon で2・3千円の安いワイヤレスイヤホンを購入して使っていました。音も決して悪くなく、どの製品も1年くらい使うことができますし、壊れても安いのですぐに買い換えれば良いので、それなりに満足して使っていました。
ただここ最近、気になる壊れ方をする製品が続きました。最初の事例は勝手に電話をかけてしまうと言うもの。これはおそらくコントローラー内部で接触不良が起き、それが原因で起きていたのだと思います。続いて突如大音量ノイズが鳴り続けると言うもの。これは製品自体にある不具合みたいで、多くの人が Amazon で同様の問題を書きこんでいたのですが、最初の1・2回目に起きた時は電源切れば止められたものの、3回目は電源が切れず。電池がなくなるまで、音が鳴り続けると言う状況でした。😅
大音量ノイズが鳴ってるところ↓↓
後者の製品は一応保証期間内だったので、別商品で交換対応となりましたが、さすがに同じメーカーの製品は怖くて使えず…。こんな感じで気になる壊れ方をする製品が続いたので、次は「値段が高くても、安心して長く使えるやつを買ってみよう」と言うことで、大須にある eイヤホンなどで色々試して購入したのが、今回紹介する「FLY BT」です。
あと余談ですが「Harman Kardon」と言えば、下の「SOUNDSTICKS」が有名です。この独特な形状のスピーカーが以前 Mac とよく並んで売っていたのを覚えています(※. 当時はワイヤレスでなくワイヤードでしたが)。
この製品は音は良いものの場所を取ることや、値段が結構するので購入はしませんでしたが、Mac とともに「Harman Kardon」も憧れのブランドでした。なので、この点も購入動機の1つではあります。😊
2. 音が良く全般的に上質!充電が早い!
今回「FLY BT」を選んだ基準は上記の条件に加え、音が良いことを重視しました。eイヤホンなどで他の製品と聴き比べて選んだだけあって、実際使ってみても音は2・3千円で Amazon で購入できる製品と比べると1段上と言う感じです。高音も低音もクリアに聞こえるので、音楽だけでなく、最近よく聴くポッドキャストでパーソナリティーの方の声もクリアに聞こえます。
製品自体の作りもしっかりしていて、イヤホン部分もコントローラー部分も壊れにくくしっかりと作られてる感じで、すぐに壊れることはなさそうです。ボタンも押しやすく、押した時の感触も悪くないです。また電源オン・オフや Bluetooth 接続時の音なども品が良く、全般的に質が高いなと感じました。

その他に良かった点としては、充電スピードが非常に早いと言うこと。これまで使ってきた Amazon で2・3千円の製品と比べると、半分以下の時間で充電が完了する感じです。ちなみに充電端子は「マイクロUSB」です。
3. 複数の細かい不満点
ただし不満点もいくつか。いずれも細かい点なのですが、まず今回イヤホンを買う際の条件として「音の良さ」に加え、「イヤホン部分に磁石が付いてること」と言うのも条件の1つでした。と言うのも、以前買ったソニーの「WI-SP600N」に磁石が付いておらず、それがとても不満だったからです。
磁石がイヤホン部分に付いてると、耳から外して首から下げた時、イヤホン部分で固定できるので、落とす心配はほとんどありません。Amazon で購入してた2・3千円のものにも付いていて、使っていてこの点はすごく良いなと思っていました。「WI-SP600N」を購入した時この点をチェックするのを忘れていて、後から後悔しました。😓
と言うことで、今回「FLY BT」を購入する時はeイヤホンできちんとこの点をチェックして購入したのですが、確認した時には感じなかった…と言うか、磁石が付いてる時点で良しとしてしまってたのか、実際使ってみると結構磁力が弱く…。そのため耳から外して首にかけた時、ちょっとした衝撃でイヤホン部分が外れてしまいます。
Amazon で購入してた2・3千円のものの磁石は結構磁力が強いので、値段的な理由で磁力が弱いのではなく、音的な理由でそうしてるのかもしれませんが、できるならもっと強くした方が良いと思います。
それと今回eイヤホンで付け心地も確認したうえで購入したのですが、実際はめて使ってみると、耳から少し外れやすいことが気になりました。耳の中に入れるゴム部分は大きさの異なるものが付属してるので、ある程度改善はできるものの、例えば以下の「WI-SP600N」に付いてるような耳の穴の外側に固定する飛び出してる部分が「FLY BT」には付属していませんでした。
WI-SP600N のイヤホン部分↓↓
(※. 下の写真で言うと、右側に飛び出てる部分が「FLY BT」には付属していませんでした。)

FLY BT のイヤホン部分↓↓

そこで以前購入して使わなくなっていた Amazon で2・3千円で買った商品に付属していたものを「FLY BT」に付けてみたら違和感なく付けることができたので、とりあえず現在は問題なく使えていますが、もし同様の製品を次に出すのであれば、この外側部分のゴムも付けた方が良いと思います。
あとは連続再生時間が「8時間」と言うのは決して短くはないですが、最近だと「12時間」と言う製品も出ているので、次の製品ではもう少し長くなると良いなと思います。
3. 総論:満足度は「85点」
上記で細かい不満点を複数書きましたが、では満足してないかと言うと、そんなことはありません。満足度は100点満点で言うと「85点」と言ったところでしょうか。何と言っても音は良いですし製品の作りもしっかりしてて、使ってて心地良いです。
なので値段が少し高くても「音が良く、作りもしっかりしてる製品が欲しい」と言う方には、お薦めです。😊
プロモーションビデオ↓↓
ハーマンインターナショナル(Harman International)
2019-11-29
ハーマンインターナショナル(Harman International)
2020-04-24
【関連リンク】
・Harman Kardon FLY BT | ワイヤレスインイヤー型ヘッドホン・・・製品の公式ページ。
【関連記事】
・Appleストア名古屋栄でAirPods Proを試してみた感想 : Kyu3’s Blog
・ソニーのワイヤレスイヤホン「WI-SP600N」レビュー:数ヶ月使わなかったので売ってしまいました! : Kyu3’s Blog
・イヤホン : Kyu3’s Blog・・・上記以外のイヤホン関連の記事が見られます。
【追記(2021年7月22日)】
1年ほど「FLY BT」を気に入って使っていたのですが、悲しい出来事が…。ポッドキャストを聞いてる最中、肩に大きな虫が止まった感じがしたので慌てて振り払うと、その時「FLY BT」のコードも払ってしまい、耳から外れて地面に落ちてしまいました。振り払った衝撃か地面に落ちた衝撃か分かりませんが、その結果片方のイヤホンの磁石が付いてる部分だけが取れて、どこかへ消えてしまいました。😭


幸いなことに外れた部分は磁石が付いていた部分で、コード等に影響はなく、再生等々は問題なくできるのですが、このままだと使いにくいので、Harman Kardon のサポートページからメールで「修理可能かどうか」と「外れてしまった部品だけ送ってもらえるかどうか」を問い合わせてみました。するとすぐに返信があり、以下のような回答をもらいました。
- 「FLY BT」は分解修理ができない製品なので、修理でなく"交換対応"になる。
- 部品販売は行っていない。
- 交換対応の際は「5880円」かかる(※別途、送料往復分と消費税、振込手数料が必要)。
9000円近い製品なので、新たに購入するよりは安く手に入りますが、完全に使えなくなった訳ではないのと、もう1つワイヤレスイヤホンを持っているので、とりあえずはそちらを使っていこうかなと…思っています。😅
【関連リンク】
・Harman Kardon サポートページ
【追記 その2(2021年7月26日)】
M1 Macbook Air で試してなかったので試したところ、問題なく接続・使用できました。ちなみに OS は macOS Big Sur 11.5 です。
【関連記事】
・M1 Macbook Air レビュー(追記あり):Kyu3’s Blog
・macOS Big SurのTips(追記あり):Kyu3’s Blog
【追記 その3(2021年8月22日)】
上記「追記」でイヤホンの一部が取れてしまった問題、結局100円ショップで小さい磁石を買ってきて、それを紫外線を当てることで固めることができる液体プラスチック接着剤「BONDIC」を使って固定&コーティングすることで対応しました。

見た目は良くないですが、ちゃんともう片方のイヤホンにくっつきますし、プラスチックでコーティングされてるので、雨に濡れても問題ありませんでした。
あと先日電源ボタンを長押しても、赤いランプが点いたままで消えない問題が発生しました。

色々試してみましたが、最終的にはバッテリーがなくなるまで放置し、再度充電 → 電源起動したら、問題なく電源オフで赤いランプが消えるようなりました。もし同じ現象が起きた方は、試してみてはいかがでしょう?
【関連リンク】
・Bondic Japan
【追記 その4(2022年8月20日)】
残念ながら、今朝使用中に FLY BT の片側から音が出なくなってしまいました。どうやら左側のケーブル内で断線が起こってしまったようです。orz
購入したのが2020年3月。しかし6月に AfterShokz (現・Shokz)の「Aeropex」を購入後はそちらがメインになってしまい、ここ1年くらいはほぼ使ってなかったので、実質使えたのは1年半くらいかなと。そう考えると、3千円台の格安イヤホンと比べても、さほど耐久性は変わらないかもしれません。😅
ちなみに壊れたのは「追記」「追記 その3」で書いた部品が外れてしまった右側ではなく、左側です。
【関連記事】
・骨伝導ヘッドホン「AfterShokz Aeropex」レビュー(追記あり)