先日春日井東部にある「道樹山(どうじゅさん)」に登ってきたのですが、その時のことについて、今回記事を書こうと思います。(((;゚Д゚)))

【目次】
  1. きっかけは「OpenStreetMap」
  2. 麓にある美しい「柿の木池」
  3. 道沿いに謎の金次郎像!?
  4. 「縁者不動の滝」は手前に橋、近くに看板あり
  5. 縁者不動の滝から頂上までの道がちょっと過酷!
  6. 今回の教訓と金次郎像についてのお願い

1. きっかけは「OpenStreetMap」


道樹山に登ったきっかけは「OpenStreetMap」でした!OpenStreetMap は有志の方が地図作りを行っている地図サービスで、以前紹介しましたが、Google マップには載っていない小さい川の名前や、有名ではない山の登山道などが載っていたりします。そのため Google マップを補完する目的で、時々使っていました。

小さい川の名前を調べるのに「OpenStreetMap」がお薦め!(追記あり) : Kyu3’s Blog
OpenStreetMap Japan | 自由な地図をみんなの手に/The Free Wiki World Map

そんな OpenStreetMap で道樹山の辺りを見ていたら、そこに「縁者不動の滝」と言う表記がありました。この滝は Google マップには載っておらず、さらに春日井市が配布してるここいら一帯の地域の登山道などを記した「東海自然歩道 春日井コース 散策マップ(※PDF)」にも載っていませんでした。

OpenStreetMap で道樹山と縁者不動の滝を表示↓↓
(※. アプリは「OSMaps」を使用しています)
OpenStreetMap:道樹山と縁者不動の滝 - 1


ネットで調べたら確かにそう言った滝があることが分かったので「よし!OpenStreetMap を頼りにこの滝を見に行ってみよう!」と、意気揚々と出かけて行きました。


2. 麓にある美しい「柿の木池」


道樹山の麓には細野キャンプ場があります。そこから山頂へ登るルートは2つあります。1つは山の上の方にまっすぐ登っていくルート。もう1つは柿ノ木川沿いを進んでいくルートです。上記の『1』の地図を見れば分かりますが、縁者不動の滝は柿ノ木川にあるので、この時は後者の柿ノ木川ルートを進んでいきました。

川沿いをしばらく進むと、そこには川をせき止めて作られた池がありました。「柿の木池」と言うそうです。ここが本当に綺麗で居心地が良い!「ここでキャンプができたら良いのになぁ〜」と思いましたが、残念ながらこの池やその周辺の山林地帯は個人の方が所有してる土地だそうで、無許可でのキャンプは禁止とのこと。

柿の木池↓↓
道樹山:麓にある柿ノ木川をせき止めて作られた池 - 2


柿の木池近くに貼られている注意書き↓↓
柿ノ木川をせき止めて作られた池の前に貼られていた注意書き


3. 道沿いに謎の金次郎像!?


再び登山道に戻り柿ノ木川沿いを歩いていると、なぜか二宮金次郎像が…(((゚Д゚;))) !?


道樹山:柿ノ木川沿いの登山道 - 4(二宮金次郎像!?)


道樹山:柿ノ木川沿いの登山道 - 5(二宮金次郎像!?)


そのすぐ近くの橋の手前には、小さな祠もありました。


道樹山:柿ノ木川沿いの登山道 - 6(祠と橋)


道樹山:柿ノ木川沿いの登山道 - 7(小さな祠)


祠は、この道樹山一帯が宗教的意味合いを持っている山(※. 御嶽山信仰や修験道等と関係してるかと)なので、たぶんそれ関係でしょうが、二宮金次郎像は一体誰が何の目的で設置したのか…まったくもって謎です!『2』で書いたこの辺り一体を所有していると言う方が設置したのか、それとも別の誰かが設置したのか…(※. どうやら地主さんが設置したそうです。詳しくは「追記」を参照)。

ちなみに『2』で麓にキャンプ場があると書きましたが、そこでキャンプした時に夜肝試しとかで、この像の前に目印を置いて戻ってくるとかしたら、めっちゃ怖そう…(((゚Д゚;))) あわわぁ

夜の二宮金次郎像↓↓
(※. この動画は道樹山を下っている時に撮影しました。)


ただもし肝試しをやる際は、川に落ちないように十分気をつけて下さい。


4. 「縁者不動の滝」は手前に橋、近くに看板あり


「なんで、あんなところに二宮金次郎が!?」と言う謎に囚われつつ、さらに先に進みました。するとちょっと滝っぽいところが。「これが縁者不動の滝?」と思いました。


柿ノ木川 - 5


と言うのも縁者不動の滝について事前にネットで調べたのですが、「これぞ縁者不動の滝!」と言えるような写真は見つけられず…。そのためどんな滝かさっぱり分からないまま、ここまで来ました。なので一応写真だけ撮ってしばらく進むと、別の場所に「縁者不動の滝」と言う案内板があったので、どうやら上の写真の場所ではないようです。(^^;

そして実際の縁者不動の滝は、おそらく下の写真の滝です。この時は数日雨が続いた後だったので、たぶん普段より水量は多いと思います。


道樹山:縁者不動の滝 - 2


道樹山:縁者不動の滝 - 3


ちなみに滝の手前には橋があり、上の写真のような滝を見ることができます。あと橋の袂には「縁者不動の滝」と書かれた看板が設置されていました。


道樹山:縁者不動の滝 - 8(滝が見られる橋)


道樹山:縁者不動の滝 - 1(看板)


5. 縁者不動の滝から頂上までの道がちょっと過酷!


今回の目的地は「縁者不動の滝」でしたが山の中伏付近まで登ったので、そのまま山の頂上まで行くことにしました。ちなみに向かったのは道樹山…ではなく、すぐ隣りの大谷山の頂上です。地図を見てもらえば分かりますが、縁者不動の滝から大谷山頂上へは西側に進むルートと、北東側の道樹山と大谷山の間の尾根づたいに進むルートの2つのルートがあります。

OpenStreetMap の地図↓↓
(※. アプリは「OSMaps」を使用しています)
OpenStreetMap:道樹山と縁者不動の滝 - 1


ここで私は西側のルートを選んで進んだ…つもりでした。向かう先の大谷山の麓から頂上まで行くことができる道は、以前通ったことがあったからです。しかし OSMaps の現在地表示を見ると、北東側ルートを進んでしまっているようでした。そこで一旦縁者不動の滝まで戻って西側に進む道を探してみると、草ぼうぼうでとても通れそうにありませんでした。(^^;;

仕方なく北東側ルートを進んでいくと、こちらは木々で道が塞がっていました。ただ迂回できないほどではなかったので迂回してさらに進むと、アプリで道として示されてる場所は、柿ノ木川の源流部分と重なっており…。


道樹山:柿ノ木川沿いの登山道 - 15(柿ノ木川を上るルート!?)


他に道らしきものが見当たらなかったので川の中をよく見てみると、ところどころの岩に白いペンキで塗ったような目印が!?


道樹山:柿ノ木川沿いの登山道(柿ノ木川を上るルートの石の白い目印)


どうやらこの川の中?に道があるようす。…と言うことで、ここから先は柿ノ木川の源流を登っていく「沢登り」とあいなりました。

ちなみに上記でも書きましたが、この日は数日雨が続いた後だったので、それで水が流れていたのかもしれませんが。もしそうなら普段は流れていないかもしれません。ただいずれにせよ、急な斜面を登っていくことに変わりはありませんが。(^^;;

この後しばらく川を登っていくと、徐々に水がなくなっていき、しまいに普通の道になりました。ただそこから頂上間の尾根に出るまでは木々が多くて薄暗く、少し不安になりました。また今写真を見返すと、この場所はいかにもイノシシが出そうな感じなので、イノシシが出なくてよかったなと思います。


道樹山:柿ノ木川沿いの登山道 - 18


尾根にある矢印案内板↓↓
(※. 左に曲がると「大谷山」、右に曲がると「道樹山」の頂上へ行くことができます)
道樹山:柿ノ木川沿いの登山道 - 19(大谷山と道樹山頂上への分かれ道)


6. 今回の教訓と金次郎像についてのお願い


最後に今回の教訓。OpenStreetMap を使って今まで行ったことがない場所に行くのは、それなりに楽しかったです。この時は「マジかぁ〜!?」と驚くこともいくつかあり、ちょっとした冒険でした。

しかし危険も感じました。OpenStreetMap に道が描かれていればそこに道はあるにはあるでしょうが、上記みたいに道が草や木々で覆われてる場合もあります。また普通の道だと思って行ったら沢道でしたし、場合によっては道が崩落してたりする場合もあるでしょう。このあと名古屋市の東谷山を OpenStreetMap を頼りに縦断したのですが、その時も山の奥の方で道が草ぼうぼうで通れなくなっており、その時はもと来た道を引き換えしました。もしそんな山奥で怪我をしたら…。と言うことで、OpenStreetMap だけを頼りに山に行くことは止めました。

なおそれなりに有名な山や人が登る山であれば、自治体などが地図を公開しているでしょう。道樹山であれば、山の麓にある施設「グリーンピア春日井」の公式HPで、地図が公開されています。

いろいろな地図:グリーンピア春日井
弥勒山・大谷山・道樹山コース案内図(※. PDF)・・・上記のページで公開されてる地図。

なので、もし道樹山に登るのあれば、この地図をダウンロードしてスマホに入れるか印刷するかして、是非持って行って下さい。

それと道樹山の二宮金次郎像について、もし設置された経緯や理由についてご存じの方いたら、是非コメント欄で教えて下さい。なぜ設置されたのか、すごく気になるので。m(_ _)m


二宮尊徳の経営学 (PHP文庫)
童門 冬二
PHP研究所
2013-04-03





【関連リンク】
道樹山 - どうじゅさん:標高429m:Yamakei Online
弥勒山・道樹山:トレッキング愛知 豊橋自然歩道&三河の山・尾張の山
春日井三山 ―ミニ縦走気分が味わえる、人気の三山―:日本山岳会
二宮尊徳 > 尊徳・金治郎像:Wikipedia
いろいろな地図:グリーンピア春日井

【関連記事】
30分で登れて眺めが素晴らしい春日井東部の「弥勒山」(追記あり) : Kyu3’s Blog
弥勒山で出会った鳥(追記あり) : Kyu3’s Blog


【追記(2020年8月28日)】


道樹山の二宮金次郎像について、春日井市公式HPに記述があったので紹介します。

郷土誌かすがい 第70号:春日井市

この『郷土誌かすがい』で道樹山の金次郎像について調べた方によると、やはりこの土地の地主の方が金次郎像を設置したそうです。その方は尾張旭市で庭師をされていたそうで、すでに亡くなられているとのこと。また遺族の所在は分からず、像が設置された理由も分からなかったそうです。

なお『郷土誌かすがい』は以下のページによると「春日井市内の文化財や歴史について紹介している定期刊行物」だそうです。


【関連リンク】
郷土誌かすがい:春日井市


【追記 その2(2020年11月14日)】


夜の二宮金次郎像を撮影した動画を本文に追加しました。追加した動画は以下の動画です。

道樹山:夜はとっても不気味な二宮金次郎像:YouTube

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