今回は Netflix で2020年12月現在配信中のドラマを2つ紹介します。
1つ目は Netflix のオリジナルドラマで、エジプトの作家が書いた人気小説を元にした作品『パラノーマル怪奇事件簿』です。
あらすじを簡単に説明すると、舞台は1960年代のエジプト。主人公のイスマイールは医師で、現在は大学で研究などを行っています。そんな彼の周りでは子供の頃から日常的に怪奇現象が起きるのですが、彼はそれを一切現実のものとして受け入れない姿勢で日々過ごしています。そんなある日イスマイールは政府から極秘にミイラの解剖を依頼されるのですが、その結果彼はさらなる怪奇現象に巻き込まれ、望まない怪奇現象の第一人者として名を馳せていきます。
感想としては、普段あまり馴染みのないエジプトのドラマと言うことで、色んな所に異国情緒を感じました。文字もアラビア語なので、日本語と逆の右から左へ書いていく方式ですし。その一方で日本人にも馴染みのあるものも登場し、エジプトも日本と文化的に繋がってるんだなとも感じました。それと全話通して独特の雰囲気がありました。それがなかなか良かったです。ただ映像に関しては、予算の関係でそうなったのか昔の作品のオマージュなのか分かりませんが、CG の質や演出方法が少し古くさく感じました。
ちなみに原作の小説『Ma Wara' al-Tabi'a』(※. 読みは「マ・ワラ・アルタビア」、英題『Paranormal』)のシリーズは、Wikipedia のこの作品に関するページによると、現在81冊も出版されてるようです。
・Ma Wara' al-Tabi'a:Wikipedia
・List of titles of Ma Waraa Al Tabiaa series:Wikipedia
ドラマの予告編↓↓
(※. 動画の長さは1分12秒です)
最後に物語と直接関係ないようなので、補足意味合いであえて第1話の内容を少し書きますが、1話の途中で空爆シーンがあります。このシーンは一見するとすごく物語と関係ありそうですが、全然関係ないです。これは時代描写と思われます。この物語の舞台となる1967年に「第三次中東戦争」が起き、エジプトはイスラエル軍から空爆されています。このことを描いたのだと思われます。
・第三次中東戦争:Wikipedia
この戦争自体はわずか6日間で終わりますが、この時代を生きていたエジプトの人からすると「あの時代かぁ〜」と言う風に、リアルに思い出されるのではと。
そしてこのドラマはそんな戦争状態のエジプトで太陽が雲で覆われる日が続き、謎の伝染病が流行っていると言う状況で始まります。
【関連リンク】
・パラノーマル怪奇事件簿:Netflix
・Netflix11月ラインナップ ─ エイミー・アダムス主演『ヒルビリー・エレジー』、キアヌ・リーブス出現のスポンジ・ボブ新作、先取りクリスマス映画まで:THE RIVER
これまでこのブログでは「お薦め作品」としてドラマや映画などを紹介してきましたが、この作品に関しては「お薦め」と言うより、是非多くの人に一度見てみて欲しいと思ったので紹介します。
ドラマの名前は『ザ・ウィンザーズ』。イギリス王室をネタにしたコメディードラマで、登場人物は全て実在する人物です。なのにその描き方がかなりエグいし、ちょっとヒドい。これ名誉毀損で訴えられたら絶対負けるだろうなと思いますし、よくここまでやれるなと。(^^;
主要人物はチャールズ皇太子とカミラ夫人、チャールズとダイアナ妃の息子のウィリアム王子とヘンリー王子、ウィリアムの奥さんのキャサリン夫人、キャサリンの妹ピッパさん。その他数人の王室関係者や著名人です。私はイギリス王室に詳しくないので Wikipedia などで実際の写真と役者さんが演じているのを比較してみたのですが、ウィリアムは全然似てませんが、それ以外はみんな微妙に似てて、そこはちょっと笑えました。特に似てるのはチャールズ皇太子。しかも単に似てるのではなく、まるで風刺画に出てくる彼のよう。その似せ方は笑えるけど、少し悪意も感じました。(^^;
・イギリス王室:Wikipedia
・The Windsors:Wikipedia・・・このドラマの英語版のページ。「Cast」に各俳優のページへのリンクあり。
繰り返しになりますが、よくここまでやれるなと思います。本人たちはこのドラマをどう思っているのでしょうか?「あくまでフィクション」と笑っているのでしょうか?不快に思ってるのでしょうか?そしてイギリスの人たちはこのドラマをどう思っているのか?「王室の人たちは公人だから、こんなドラマを気にするなんて野暮だ」なんて雰囲気が、イギリス国内にはあるのでしょうか?その辺のところも気になります。
ちなみにイギリス王室のことを全く知らなくても、一応コメディーなので、見て笑えないと言うことはないと思います。詳しければ詳しいほど、笑える部分が多いんだろうなと思いますが。
あと私自身は上記の主要キャラクターではピッパさん以外、皆一応顔と名前くらいは知っていると言う程度でした。それとニュースなどで報じられたスキャンダルや事件などを、多少知ってるくらい。なので、面白く感じる部分もあるにはありましたが、ピンと来ない部分も多かったです。
ただこれも繰り返しになりますが、このドラマは「お薦め」と言うより、是非多くの人に一度見て欲しいと思う作品でした。そして感想が聞きたいです。特にイギリス王室に詳しい方から。なのでもし良かったら、コメント欄に感想を書いて下さい。
最後にこのドラマ、現在シーズン3まで制作されています。
ドラマの予告編↓↓
(※. 動画の長さは40秒です)
【関連リンク】
・ザ・ウィンザーズ:Netflix
・The Windsors (TV Series 2016– ):IMDb
1. パラノーマル怪奇事件簿
1つ目は Netflix のオリジナルドラマで、エジプトの作家が書いた人気小説を元にした作品『パラノーマル怪奇事件簿』です。
あらすじを簡単に説明すると、舞台は1960年代のエジプト。主人公のイスマイールは医師で、現在は大学で研究などを行っています。そんな彼の周りでは子供の頃から日常的に怪奇現象が起きるのですが、彼はそれを一切現実のものとして受け入れない姿勢で日々過ごしています。そんなある日イスマイールは政府から極秘にミイラの解剖を依頼されるのですが、その結果彼はさらなる怪奇現象に巻き込まれ、望まない怪奇現象の第一人者として名を馳せていきます。
感想としては、普段あまり馴染みのないエジプトのドラマと言うことで、色んな所に異国情緒を感じました。文字もアラビア語なので、日本語と逆の右から左へ書いていく方式ですし。その一方で日本人にも馴染みのあるものも登場し、エジプトも日本と文化的に繋がってるんだなとも感じました。それと全話通して独特の雰囲気がありました。それがなかなか良かったです。ただ映像に関しては、予算の関係でそうなったのか昔の作品のオマージュなのか分かりませんが、CG の質や演出方法が少し古くさく感じました。
ちなみに原作の小説『Ma Wara' al-Tabi'a』(※. 読みは「マ・ワラ・アルタビア」、英題『Paranormal』)のシリーズは、Wikipedia のこの作品に関するページによると、現在81冊も出版されてるようです。
・Ma Wara' al-Tabi'a:Wikipedia
・List of titles of Ma Waraa Al Tabiaa series:Wikipedia
ドラマの予告編↓↓
(※. 動画の長さは1分12秒です)
最後に物語と直接関係ないようなので、補足意味合いであえて第1話の内容を少し書きますが、1話の途中で空爆シーンがあります。このシーンは一見するとすごく物語と関係ありそうですが、全然関係ないです。これは時代描写と思われます。この物語の舞台となる1967年に「第三次中東戦争」が起き、エジプトはイスラエル軍から空爆されています。このことを描いたのだと思われます。
・第三次中東戦争:Wikipedia
この戦争自体はわずか6日間で終わりますが、この時代を生きていたエジプトの人からすると「あの時代かぁ〜」と言う風に、リアルに思い出されるのではと。
そしてこのドラマはそんな戦争状態のエジプトで太陽が雲で覆われる日が続き、謎の伝染病が流行っていると言う状況で始まります。
【関連リンク】
・パラノーマル怪奇事件簿:Netflix
・Netflix11月ラインナップ ─ エイミー・アダムス主演『ヒルビリー・エレジー』、キアヌ・リーブス出現のスポンジ・ボブ新作、先取りクリスマス映画まで:THE RIVER
2. ザ・ウィンザーズ
これまでこのブログでは「お薦め作品」としてドラマや映画などを紹介してきましたが、この作品に関しては「お薦め」と言うより、是非多くの人に一度見てみて欲しいと思ったので紹介します。
ドラマの名前は『ザ・ウィンザーズ』。イギリス王室をネタにしたコメディードラマで、登場人物は全て実在する人物です。なのにその描き方がかなりエグいし、ちょっとヒドい。これ名誉毀損で訴えられたら絶対負けるだろうなと思いますし、よくここまでやれるなと。(^^;
主要人物はチャールズ皇太子とカミラ夫人、チャールズとダイアナ妃の息子のウィリアム王子とヘンリー王子、ウィリアムの奥さんのキャサリン夫人、キャサリンの妹ピッパさん。その他数人の王室関係者や著名人です。私はイギリス王室に詳しくないので Wikipedia などで実際の写真と役者さんが演じているのを比較してみたのですが、ウィリアムは全然似てませんが、それ以外はみんな微妙に似てて、そこはちょっと笑えました。特に似てるのはチャールズ皇太子。しかも単に似てるのではなく、まるで風刺画に出てくる彼のよう。その似せ方は笑えるけど、少し悪意も感じました。(^^;
・イギリス王室:Wikipedia
・The Windsors:Wikipedia・・・このドラマの英語版のページ。「Cast」に各俳優のページへのリンクあり。
繰り返しになりますが、よくここまでやれるなと思います。本人たちはこのドラマをどう思っているのでしょうか?「あくまでフィクション」と笑っているのでしょうか?不快に思ってるのでしょうか?そしてイギリスの人たちはこのドラマをどう思っているのか?「王室の人たちは公人だから、こんなドラマを気にするなんて野暮だ」なんて雰囲気が、イギリス国内にはあるのでしょうか?その辺のところも気になります。
ちなみにイギリス王室のことを全く知らなくても、一応コメディーなので、見て笑えないと言うことはないと思います。詳しければ詳しいほど、笑える部分が多いんだろうなと思いますが。
あと私自身は上記の主要キャラクターではピッパさん以外、皆一応顔と名前くらいは知っていると言う程度でした。それとニュースなどで報じられたスキャンダルや事件などを、多少知ってるくらい。なので、面白く感じる部分もあるにはありましたが、ピンと来ない部分も多かったです。
ただこれも繰り返しになりますが、このドラマは「お薦め」と言うより、是非多くの人に一度見て欲しいと思う作品でした。そして感想が聞きたいです。特にイギリス王室に詳しい方から。なのでもし良かったら、コメント欄に感想を書いて下さい。
最後にこのドラマ、現在シーズン3まで制作されています。
ドラマの予告編↓↓
(※. 動画の長さは40秒です)
【関連リンク】
・ザ・ウィンザーズ:Netflix
・The Windsors (TV Series 2016– ):IMDb