今回は最近近所で見かけた珍しい生き物・奇妙な生き物について、また記事を書こうと思います。( ´ ▽ ` )ノ

【目次】
  1. 触覚先のオレンジ色が特徴の「クロシデムシ」
  2. 蟹みたいな蜘蛛「カニグモ」
  3. まだらな複眼が特徴の「ハナアブ」
  4. 緑色の蚊みたいな「セスジユスリカ」
  5. お腹のでっかいアリみたいな「ヒメツチハンミョウ」

1. 触覚先のオレンジ色が特徴の「クロシデムシ」


最初に紹介するのは、この甲虫。近所の道路の上を歩いていました。触覚の先のオレンジ色の部分に特徴があり、調べたところ「クロシデムシ」だと分かりました。

羽を出した状態でいたクロシデムシ - 1
羽を出した状態でいたクロシデムシ - 1 posted by (C)kyu3

羽を出した状態でいたクロシデムシ - 3
羽を出した状態でいたクロシデムシ - 3 posted by (C)kyu3

ちなみに脚の先もオレンジ色になっていますが、これはこの虫の特徴ではなく、どうやら怪我をしていたようで、自身の体液?が付いてたのではと。

あとこの時はなぜか羽を出しっぱなしの状態でしたが、羽をしまった状態はこんな感じです。ちなみに脚の先を見てもらえば分かりますが、通常はこの様にオレンジ色にはなっていません。

台湾で撮影されたと見られるクロシデムシ↓↓
Nicrophorus concolor (42916903342)
Photo by LiCheng ShihCC BY 2.0

ちなみに「シデムシ」は漢字で書くと「死出虫」「埋葬虫」で、何となくこの事から推測できると思いますが、彼らの主な食料は動物の死体だそうです。あと死体や糞に集まるハエの幼虫などだそうです。…と書くと、何だかちょっと不気味ですが、死体を食べることで最終的にはそれを分解→土に返す役割を担ってるとも言えるそうで、その点では自然界の循環に役立っている生物とも言えます。

【連載・特集】虫顔図鑑「森のお掃除屋さん・クロシデムシ」:神戸新聞NEXT


2. 蟹(カニ)みたいな蜘蛛「カニグモ」


こちらはコンビニで見つけました。種類の特定はできなかったのですが、蟹(カニ)っぽい容姿から「カニグモ」の一種と思われます。おそらく「アズマカニグモ」か「ヤミイロカニグモ」のではないかと。

カニグモの一種? - 6
カニグモの一種? - 6 posted by (C)kyu3

カニグモの一種? - 3
カニグモの一種? - 3 posted by (C)kyu3

巣を持たない徘徊性の蜘蛛で、通常は草地や花などの上で待ち構えて、やって来た昆虫などを捕獲して食べてるようですが、灯りに引き寄せられやって来る昆虫が多いからか、コンビニに出張していたようです。

ちなみにヤミイロカニグモは Wikipedia のページによると「日本のカニグモを代表する普通種」なのだそうです。

ヤミイロカニグモ:Wikipedia


3. まだらな複眼が特徴の「ハナアブ」


こちらは近所のマンションで見かけました。マンションの柱の溝にじっとしいたのですが、複眼が1色ではなく、まだら模様だったので、てっきり病気か死にかけてるのかな?などと思いましたが、調べてみたらこう言う特徴の「ハナアブ」がいることが分かりました。

これも判別はつかなかったのですが、おそらく「キゴシハナアブ」かホシメハナアブ」のメスと思われます。この2種類は、本当そっくり!

まだらな複眼が印象的な、たぶんキゴシハナアブ - 4
まだらな複眼が印象的な、たぶんキゴシハナアブ - 4 posted by (C)kyu3

まだらな複眼が印象的な、たぶんキゴシハナアブ - 2
まだらな複眼が印象的な、たぶんキゴシハナアブ - 2 posted by (C)kyu3


4. 緑色の蚊みたいな「セスジユスリカ」


こちらも近所で見つけました。12月に入り「こんな寒いのに大きな蚊が!?」と思って写真を撮って見てみたところ、体が何と緑色!調べたところ「セスジユスリカ」でした。

緑色の蚊!?「セスジユスリカ」 - 3
緑色の蚊!?「セスジユスリカ」 - 3 posted by (C)kyu3

緑色の蚊!?「セスジユスリカ」 - 6
緑色の蚊!?「セスジユスリカ」 - 6 posted by (C)kyu3

緑色の体をしているので、てっきり綺麗な河川で育つのかな?と思ったら「汚染の進んだ用水路や河川、湖沼から発生する」とのこと。(^^;

セスジユスリカは、汚染の進んだ用水路や河川、湖沼から発生する3月から12月まで発生を繰り返し、初夏〜秋にピークとなる。東京では年に8回の発生が可能である(岩熊、1994)。

※. イカリ消毒 害虫と商品の情報サイトの『セスジユスリカ Chironomus yoshimatsui MARTIN & SUBLETTE』より引用

ちなみに「ユスリカ」は Wikipedia のページによると、蚊に似ていますが蚊とは別の種類で、蚊みたいに人間を刺すことはないそうです。またアース製薬のページによると、川や池のそばで俗に言う「蚊柱(かばしら)」を作っているのは、蚊ではなくこのユスリカが作ってることが多いそうです。

ユスリカ:Wikipedia
蚊柱(かばしら)を作るユスリカってどんな虫?蚊ではないって本当?:アース製薬 害虫なるほど知恵袋


5. お腹のでっかいアリみたいな「ヒメツチハンミョウ」


最後に紹介するのはこの虫。一見すると上半身がアリそっくりなので、てっきり女王アリが巣から出てきちゃったのかな?なんて思いましたが、調べたところ「ヒメツチハンミョウ」でした。

女王アリ?それとも蜂??…かと思ったら「ヒメツチハンミョウ」 - 7
女王アリ?それとも蜂??…かと思ったら「ヒメツチハンミョウ」 - 7 posted by (C)kyu3

女王アリ?それとも蜂??…かと思ったら「ヒメツチハンミョウ」 - 4
女王アリ?それとも蜂??…かと思ったら「ヒメツチハンミョウ」 - 4 posted by (C)kyu3

動画も撮影したので、良かったら見てみて下さい。動画の長さは43秒です。



私が撮影した上の動画だと壁の上だからヨタヨタ歩いてる感じでしたが、実際はもっと早く動けるようです。以下の動画は別の方が撮影した動画ですが、結構早く動いてました。ちなみにこちらの動画の長さは3分29秒です。



ちなみにこのヒメツチハンミョウ、毒を持っていることでも知られています。三重県いなべ市の公式サイトによると、掴むと毒液を出すそうなので、気をつけて下さい。

強くつかむと黄色い毒液を出すので、注意が必要です。

※. いなべ市公式サイトの「5月 ヒメツチハンミョウ」ページから引用

あと名前に「ハンミョウ」とあるのでハンミョウの一種のようですが、別の種類だそうです。ハンミョウは「オサムシ科」に属するのに対し、ヒメツチハンミョウは「ツチハンミョウ科」に属しています。

ツチハンミョウ:Wikipedia

それともう1つ興味深い話。ヒメツチハンミョウを始めツチハンミョウ科に属する昆虫は、幼虫時代興味深い特徴があります。上記の Wikipedia のページにも書かれていますが、草や花によじ登ってやって来たハナバチに掴まり、彼らの巣へと連れて行ってもらって、そこでハナバチが持って来る花粉や蜜を食べて育つとのこと。こんなちょっと変わった寄生の仕方をします。しかも種類によっては偽のフェロモンを出してハナバチを惹きつけたり、ハナバチの姿に擬態したりするそうです。この興味深い事例に関しては以下の「関連リンク」にナショナルジオグラフィックの記事リンクを掲載してるので、興味ある方は見てみてはいかがでしょう?


ツチハンミョウのギャンブル
福岡 伸一
文藝春秋
2018-06-29





【関連リンク】
クロシデムシ(黒埋葬虫):自然観察雑記帳
【連載・特集】虫顔図鑑「森のお掃除屋さん・クロシデムシ」:神戸新聞NEXT
アズマカニグモ Xysticus insulicola:クモ画像集
ヤミイロカニグモ Xysticus croceus:クモ画像集
ホシメハナアブ:平群の里の侘び住まい
キゴシハナアブ(黄腰花虻):自然観察雑記帳
セスジユスリカ:昆虫エクスプローラ
セスジユスリカ Chironomus yoshimatsui MARTIN & SUBLETTE:イカリ消毒 害虫と商品の情報サイト
蚊柱(かばしら)を作るユスリカってどんな虫?蚊ではないって本当?:アース製薬 害虫なるほど知恵袋
ヒメツチハンミョウ:昆虫エクスプローラ
5月 ヒメツチハンミョウ:いなべ市公式ウェブサイト
偽フェロモンに集団演技 ツチハンミョウの寄生技:ナショナルジオグラフィック日本版サイト

【関連記事】
最近近所で見かけた珍しい生き物・奇妙な生き物 その3 : Kyu3’s Blog
桃花台中央公園周辺でセアカゴケグモに注意!(追記あり) : Kyu3’s Blog
タグ「昆虫」 : Kyu3’s Blog・・・上記以外の昆虫関連の記事が見られます。
タグ「動物」 : Kyu3’s Blog・・・上記以外の動物関連の記事が見られます。