先日 M1 Macbook Air を購入したら、Apple から同社の月額(サブスク)サービス「Apple TV +(プラス)」の1年無料体験がオファーされました。「巨大プラットフォーマーのサービスを使うのはどうなんだろ?」と少し抵抗を感じ迷いましたが、ちょっと興味もあったので、体験してみることにしました。
…と言うことで、今回は「Apple TV + 」のお薦め作品と使ってみた感想について、記事を書こうと思います。まず最初にお薦め作品を2つ紹介します。
【目次】
最初に紹介する作品は、アニメ『ウルフウォーカー』。『ソング・オブ・ザ・シー 〜海のうた』『ブレンダンとケルズの秘密』など知られるトム・ムーア監督制作のアニメ映画で、これらの作品と同じくアイルランドが舞台の作品。これら3作品合わせて「アイルランド三部作」などと呼ばれている作品です。
・ウルフウォーカー:Apple TV+
先の2作品と同様アイルランドの歴史や伝説がモチーフになっていて、今回は舞台となったアイルランド南部の都市「キルケニー」に残る伝説を元に作られてるそうです。あらすじを簡単に説明すると、伝説の存在「ウルフウォーカー」とイングランドからキルケニーにやってきた少女が、大人たちの争いに巻き込まれていくと言うストーリーです。
観た感想としては、とにかく映像が素晴らしかったです!個性的で印象的な映像は他の2作品もそうでしたが、他の作品より洗練された感じがしますし、登場人物の感覚がものすごく伝わってきました。あと話の内容的には以前観た『ブレンダンとケルズの秘密』と比べると分かりやすく、その点も良かったです。
ちなみにこの作品、Apple TV + だけでなく、映画館でも上映されています(※. 2021年3月現在)。上映館数はかなり少ないですが、映画館で観ても良い作品だと思うので、興味がある方は以下のリンク先ページをご覧下さい。
・映画『ウルフウォーカー』公式サイト
・映画『ウルフウォーカー』上映館一覧・・・公式サイトにリンクされてたページ。
映画の公式予告編↓↓
(※. 動画の長さは 2 分 6 秒です)
もう1つ紹介する作品は、小さな生き物にフォーカスしたドキュメンタリー・シリーズ『小さな世界』。
生き物系のドキュメンタリー番組はこれまで散々観てきたので、観る前は正直そんなに期待してませんでしたが、「蛇に擬態するイモムシ」や「大きさ順に並ぶヤドカリ」、「数百mの滝のぼる小さな魚」、「ドングリの中に巣を作る小さなアリ」等々。毎回驚くことがあり、とても興味深かったです。
・小さな世界:Apple TV+
あと興味深かったのは映像。どうやって撮影したんだろう?と思う映像が多く、その点も感心しました。ちなみにこの作品で使われてる映像は、約10年かけて撮影されたものなのだそうです。
(※. シーズン2が4月から配信されるそうです!詳しくは「追記 その2」を参照)
・Apple TV+の「小さな世界」の撮影裏エピソードが公開〜10年をかけて映像を収集 - iPhone Mania
ドキュメンタリーの予告編↓↓
(※. 動画の長さは 2 分 7 秒です)
撮影の裏側を語る映像↓↓
(※. 動画の長さは 2 分 38 秒、自動翻訳機能を使えば日本語字幕表示可能)
最後に「Apple TV +(プラス)」のサービスとしての感想を書こうと思います。上記以外にもいくつか配信作品を観てみましたが、どの作品も質は本当に素晴らしいなと思いました。映像も音楽も吹き替えも、どれも質はとても高いと思います。このことは配信作品が多数の賞にノミネート、そしていくかの賞を受賞してることからも伺えます。
・第77回ゴールデングローブ賞を発表(ザ・モーニング・ショー受賞ならず):Macお宝鑑定団 blog
・Apple TV+の独自ドラマ、主演男優がゴールデングローブ賞を初受賞:マイナビニュース
・第93回アカデミー賞で、AppleTV+作品が2作品ノミネート:Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
・アニー賞『ソウルフル・ワールド』『ウルフウォーカー』が最多ノミネート!邦画も複数候補に:シネマトゥデイ
・Apple TV+「テッド・ラッソ」、全米脚本家組合賞で最優秀コメディシリーズ受賞:iPhone Mania
あとすごいなと思ったのは、多言語対応。多くの作品が多数の吹き替え・字幕言語に対応しており、この点も素晴らしいなと思いました。
Apple TV アプリで言語設定を表示したところ↓↓

ただ何と言っても、現状配信作品が少な過ぎます。以下のリンク先ページに詳しくまとめられていますが、Apple TV + オリジナルや共同制作、独占配信などを合わせても、2021年3月時点だと約60番組しかありません。Netflix や Amazon プライムビデオなどと比べると、この点は大きく見劣ります。
・Apple TV+が配信するオリジナル番組のリスト:Wikipedia
またアプリと WEB の作りも現状良くません。例えば上記で褒めた対応言語の多さも、対応してることは素晴らしいものの、ほとんどの人はその作品のオリジナル言語か自身の母国語の2つの言語設定があれば十分でしょう。しかしこれだけの言語が設定しようとすると表示されてしまうため、使い勝手としては悪くなっています。
これ以外にも気になる点が多数ありました。
なので、サービスとしては何とも中途半端な感じがします。今回1年間の無料視聴のオファーがあったので契約しましたが、よほど観たい作品があれば別ですが、仮にあったとしてもこのサービスだけを単独で契約視聴することは、なかなかしないと思います。例えば iCloud の容量を増やしたいとか、Apple Music や Apple Arcade などの他のサービスも使っていて、それらをまとめて契約したいと思い「Apple One」に加入して観ると言うことはあるかもしれませんが。何にせよ、このサービス単独で契約することはまずないと思います。
【関連リンク】
・Apple TV+ 公式サイト
・Apple TV+ の説明:Apple 公式サイト
【関連記事】
・Kyu3’s Blog : Apple Arcadeの感想とお薦めゲーム6選(追記あり)
・Kyu3’s Blog : M1 Macbook Air レビュー(追記あり)
・カテゴリ「ドラマ・映画」:Kyu3’s Blog・・・ドラマと映画関連の記事が見られます。
・カテゴリ「アニメ」:Kyu3’s Blog・・・アニメ関連の記事が見られます。
・カテゴリ「生物」:Kyu3’s Blog・・・生き物関連の記事が見られます。
本文の内容を一部修正しました。あと以下の iPhone Mania の記事の引用等を追記しました。
・Apple TV+「テッド・ラッソ」、全米脚本家組合賞で最優秀コメディシリーズ受賞:iPhone Mania
上記で紹介した「小さな世界」のシーズン2を含んだドキュメンタリー番組が、4月16日から配信されるそうです!
・Apple TV+、アースデイ2021に先駆けて「その年、地球が変わった」を公開:Apple
・Apple TV+、アースデイ2021に先駆けて、希望にあふれる野生生物のドキュメンタリースペシャル「その年、地球が変わった」を発表:PR TIMES
…と言うことで、今回は「Apple TV + 」のお薦め作品と使ってみた感想について、記事を書こうと思います。まず最初にお薦め作品を2つ紹介します。
【目次】
- お薦め作品
- ウルフウォーカー
- 小さな世界
- Apple TV + の感想
お薦め作品
1. ウルフウォーカー
最初に紹介する作品は、アニメ『ウルフウォーカー』。『ソング・オブ・ザ・シー 〜海のうた』『ブレンダンとケルズの秘密』など知られるトム・ムーア監督制作のアニメ映画で、これらの作品と同じくアイルランドが舞台の作品。これら3作品合わせて「アイルランド三部作」などと呼ばれている作品です。
・ウルフウォーカー:Apple TV+
先の2作品と同様アイルランドの歴史や伝説がモチーフになっていて、今回は舞台となったアイルランド南部の都市「キルケニー」に残る伝説を元に作られてるそうです。あらすじを簡単に説明すると、伝説の存在「ウルフウォーカー」とイングランドからキルケニーにやってきた少女が、大人たちの争いに巻き込まれていくと言うストーリーです。
観た感想としては、とにかく映像が素晴らしかったです!個性的で印象的な映像は他の2作品もそうでしたが、他の作品より洗練された感じがしますし、登場人物の感覚がものすごく伝わってきました。あと話の内容的には以前観た『ブレンダンとケルズの秘密』と比べると分かりやすく、その点も良かったです。
ちなみにこの作品、Apple TV + だけでなく、映画館でも上映されています(※. 2021年3月現在)。上映館数はかなり少ないですが、映画館で観ても良い作品だと思うので、興味がある方は以下のリンク先ページをご覧下さい。
・映画『ウルフウォーカー』公式サイト
・映画『ウルフウォーカー』上映館一覧・・・公式サイトにリンクされてたページ。
映画の公式予告編↓↓
(※. 動画の長さは 2 分 6 秒です)
2. 小さな世界
もう1つ紹介する作品は、小さな生き物にフォーカスしたドキュメンタリー・シリーズ『小さな世界』。
生き物系のドキュメンタリー番組はこれまで散々観てきたので、観る前は正直そんなに期待してませんでしたが、「蛇に擬態するイモムシ」や「大きさ順に並ぶヤドカリ」、「数百mの滝のぼる小さな魚」、「ドングリの中に巣を作る小さなアリ」等々。毎回驚くことがあり、とても興味深かったです。
・小さな世界:Apple TV+
あと興味深かったのは映像。どうやって撮影したんだろう?と思う映像が多く、その点も感心しました。ちなみにこの作品で使われてる映像は、約10年かけて撮影されたものなのだそうです。
(※. シーズン2が4月から配信されるそうです!詳しくは「追記 その2」を参照)
・Apple TV+の「小さな世界」の撮影裏エピソードが公開〜10年をかけて映像を収集 - iPhone Mania
ドキュメンタリーの予告編↓↓
(※. 動画の長さは 2 分 7 秒です)
撮影の裏側を語る映像↓↓
(※. 動画の長さは 2 分 38 秒、自動翻訳機能を使えば日本語字幕表示可能)
Apple TV + の感想
最後に「Apple TV +(プラス)」のサービスとしての感想を書こうと思います。上記以外にもいくつか配信作品を観てみましたが、どの作品も質は本当に素晴らしいなと思いました。映像も音楽も吹き替えも、どれも質はとても高いと思います。このことは配信作品が多数の賞にノミネート、そしていくかの賞を受賞してることからも伺えます。
・第77回ゴールデングローブ賞を発表(ザ・モーニング・ショー受賞ならず):Macお宝鑑定団 blog
・Apple TV+の独自ドラマ、主演男優がゴールデングローブ賞を初受賞:マイナビニュース
・第93回アカデミー賞で、AppleTV+作品が2作品ノミネート:Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
・アニー賞『ソウルフル・ワールド』『ウルフウォーカー』が最多ノミネート!邦画も複数候補に:シネマトゥデイ
・Apple TV+「テッド・ラッソ」、全米脚本家組合賞で最優秀コメディシリーズ受賞:iPhone Mania
Appleは、Apple TV+が2019年11月にサービスを開始して以来、合計で329の賞にノミネートされ86の賞を受賞しています。
※. iPhone Mania の『Apple TV+「テッド・ラッソ」、全米脚本家組合賞で最優秀コメディシリーズ受賞』 より引用。
あとすごいなと思ったのは、多言語対応。多くの作品が多数の吹き替え・字幕言語に対応しており、この点も素晴らしいなと思いました。
Apple TV アプリで言語設定を表示したところ↓↓

ただ何と言っても、現状配信作品が少な過ぎます。以下のリンク先ページに詳しくまとめられていますが、Apple TV + オリジナルや共同制作、独占配信などを合わせても、2021年3月時点だと約60番組しかありません。Netflix や Amazon プライムビデオなどと比べると、この点は大きく見劣ります。
・Apple TV+が配信するオリジナル番組のリスト:Wikipedia
またアプリと WEB の作りも現状良くません。例えば上記で褒めた対応言語の多さも、対応してることは素晴らしいものの、ほとんどの人はその作品のオリジナル言語か自身の母国語の2つの言語設定があれば十分でしょう。しかしこれだけの言語が設定しようとすると表示されてしまうため、使い勝手としては悪くなっています。
これ以外にも気になる点が多数ありました。
- アプリと WEB で使える機能や UI が若干異なる。
- ブックマーク的な「次に観る」機能があるものの、アプリはホームに小さく表示されるのみ。それだけ表示されるページがない。
- アプリは PiP できるが、位置は四隅のいずれか。大きさがさほど自由に変えられない。
- WEB は PiP できない。
- 各作品やエピソードのカバー画像が大き過ぎる。
- WEB は再生中でも次のドラマエピソードをすぐに再生する機能があるが、アプリはない。
- 番組ごとに言語設定できない。
- ドラマのエピソードごとのページはいらないと思う。
なので、サービスとしては何とも中途半端な感じがします。今回1年間の無料視聴のオファーがあったので契約しましたが、よほど観たい作品があれば別ですが、仮にあったとしてもこのサービスだけを単独で契約視聴することは、なかなかしないと思います。例えば iCloud の容量を増やしたいとか、Apple Music や Apple Arcade などの他のサービスも使っていて、それらをまとめて契約したいと思い「Apple One」に加入して観ると言うことはあるかもしれませんが。何にせよ、このサービス単独で契約することはまずないと思います。
【関連リンク】
・Apple TV+ 公式サイト
・Apple TV+ の説明:Apple 公式サイト
【関連記事】
・Kyu3’s Blog : Apple Arcadeの感想とお薦めゲーム6選(追記あり)
・Kyu3’s Blog : M1 Macbook Air レビュー(追記あり)
・カテゴリ「ドラマ・映画」:Kyu3’s Blog・・・ドラマと映画関連の記事が見られます。
・カテゴリ「アニメ」:Kyu3’s Blog・・・アニメ関連の記事が見られます。
・カテゴリ「生物」:Kyu3’s Blog・・・生き物関連の記事が見られます。
【追記(2021年3月23日)】
本文の内容を一部修正しました。あと以下の iPhone Mania の記事の引用等を追記しました。
・Apple TV+「テッド・ラッソ」、全米脚本家組合賞で最優秀コメディシリーズ受賞:iPhone Mania
【追記 その2(2021年4月1日)】
上記で紹介した「小さな世界」のシーズン2を含んだドキュメンタリー番組が、4月16日から配信されるそうです!
・Apple TV+、アースデイ2021に先駆けて「その年、地球が変わった」を公開:Apple
・Apple TV+、アースデイ2021に先駆けて、希望にあふれる野生生物のドキュメンタリースペシャル「その年、地球が変わった」を発表:PR TIMES