先日 NotebookLM の動画解説に、短めの動画を作れる「概要」と言う新形式と、画像生成AI「Nano Banana」を使ったビジュアルスタイル(リッチな画像を生成し、動画解説のスライドショー風動画に挿入される)機能が追加されました!
…と言うことで。今回はこの新形式と新機能についてレビュー記事を書こうと思います。( ´ ▽ ` )ノ
【目次】
まずは新形式について。これまで NotebookLM の動画解説では、約6〜10分のスライドショー風動画が作成できましたが。新たに1・2分程度の動画が作れるようになりました。
動画解説カスタマイズ画面の概要部分↓↓

音声解説の方の「概要」と同じく。ソースの内容を短くまとめたものが作成できます。
ちなみにこれまでの約6〜10分の動画は「説明動画」と言う名称になりました。
なおこちらがデフォルトなので、もし短めの動画が作りたい場合は、動画解説のカスタマイズで『概要』を選択する必要があります。
実際「概要」を選んで作った動画↓↓
(※. ビジュアルスタイルは「ホワイトボード」です。)
これまで NotebookLM の動画解説は、テキストがメインで。それに絵文字や簡単なイラストが少し添えられる程度でしたが。
以前書いた動画解説のレビュー記事↓↓
今回新たに追加された新機能「ビジュアルスタイル」では、Google の画像生成AI、愛称「Nano Banana」を使ったリッチな画像が動画内に追加されます。
選べるスタイルは、2025年10月31日現在、以下の「7種類」。

ちなみに以前からあった形式は「クラシック」と言う名称で残されており。これを選択すると、以前みたいな絵文字や簡単なイラストが追加される動画を作ることができます。
なおビジュアルスタイルはデフォルトが『自動選択』となっており(※. 上の画像で言うと一番左端)。ビジュアルスタイルを選択せず生成すると、適当にスタイルが選択され生成されてしまうので、その点注意して下さい。
ビジュアルスタイル「アニメ」を選択して生成した動画↓↓
ビジュアルスタイル「ペーパークラフト」を選択して生成した動画↓↓
最後に今回追加された新形式とビジュアルスタイルを試した感想ですが。
以前までは NotebookLMの動画解説は「プロトタイプ制作ツールとしては使える」と言う程度でしたが。今回試したなかで一番驚いたのは、短めの動画形式である「概要」とイベントなどのPR動画との愛称の良さ!
上記でも紹介した名古屋市交通局の「レトロでんしゃ館開館」25周年記念イベントのPR動画ですが。ソースに利用したのは、鉄道ファン向けサイト「railf.jp」の以下の記事です。
見てもらえば分かりますが。ページ・トップに写真が1枚添えられてる他は、テキストでイベントの内容がまとめられているだけです。
このページをソースにして。動画解説機能のカスタマイズ画面で『概要』を選択。ビジュアルスタイル(※.この動画は『ホワイトボード』)を選択し。あとプロンプトに「このイベントをPRして。」と書いたら、ものの10〜15分程度でできた動画がこの動画です。
イベントの内容が2分程度の動画に分かりやすくまとめられてますし。挿入されてるイラストも変な所はほぼなく。
このまま公式のPR動画として使用しても、ぜんぜん問題ないと思います!👍
もう1つ動画を例としてあげると。以下の動画は2025年11月2日に名古屋栄のオアシス21で開催された「パンマルシェ24」と言うイベントをPRするものですが。
こちらは以下の PR TIMES のページをソースに使用しました。
こちらも動画としてほぼ問題なく。このまま公式動画として使用しても問題ないレベルだと思います。
こんな風にイベントなどの情報をテキストでまとめれば、それを元に簡単にPR動画が作れると言うのは、自治体や個人など。イベント開催にそれほどお金も労力もかけられないが、イベントPR動画を作りたいと言う人にすごく有用だと思います!
ちなみに上記はいずれも WEB ページをソースに使ってますが。NotebookLM はテキストのみもソースに使えるので。イベントなどの公式ページがない場合でも、問題なく作れます。😊
NotebookLM のソース追加画面↓↓
(※. WEBページやテキストのほか、Google ドライブのファイルも利用できます。)

上記のようにツールとして実用的になった一方。ビジュアルスタイルでリッチな画像が作れるようになったことで、問題も起きるようになりました。それは明らかにおかしい画像が挿入されていたり、文字化けしたような文字が表示されてしまう問題です。😅
例えば以下の動画は「弥勒山」と言う山の魅力や注意点について書いたブログ記事をソースにして作った動画ですが。最初のイラストからおかしいことだらけで…😅
ソースに使用したページ↓↓
まず動画サムネイルにも使われてる画像ですが。ソースに使用したブログ記事では猿について一言も触れられていないのですが。なぜか猿🐵が2匹描かれています。ちなみにこの後も繰り返し猿は登場します。
弥勒山に猿はいるかもしれませんが。私自身目撃したことや目撃情報を目にしたことはなく…。「弥勒山と言えば猿」と言う感じでもありません。😅
その他にもリスや鹿、カモシカのような動物も描かれてますが。これらもいずれも「弥勒山と言えば」と言う動物ではなく。ブログ記事でもひと言も触れられておらず。また私自身目撃しこともありません。
さらに明らかに文字化けしたような文字が表示されており…。
おそらく文字を画像として取り扱い。それを画像の一部として使う場合、文字化けしたような文字が表示されるんだと思いますが。このような問題がそれなりの頻度で起こります。
例えば 1分39秒辺りの弥勒山頂上の展望台から見た眺めのイラストもそうです。
この画像自体は元の記事に貼られてる展望台から見た景色の画像を元に生成したのだと思いますが。画像としては良く出来てるとは思いますが。おそらく「岐阜の山々」と書きたかった(?)のでしょうが。見たことがない奇妙な文字が表示されています。😅
その他にもこの動画で言うと、この山の情景としては明らかにおかしな画像が複数ありますし。「おかしい」とまでは言えなくても、違和感を感じる画像もありました。
ちなみにこの動画の形式は『説明動画』(これまでと同じ約6〜10分の動画)で。ビジュアルスタイルは『アニメ』を選択しました。
同じく『説明動画』と『アニメ』を選択した動画で言うと、以下の動画は「どんでん返しがすごい」と言うテーマで3つの映像作品を取り上げたブログ記事をソースにしてるのですが。
ソースにした記事↓↓
最初の作品部分については、かなりその作品にマッチした画像やこの作品の登場人物っぽい人物が描かれてて。ここはすごいなと思ったのですが。
2作品目は明らかにその作品じゃない画像が挿入されてて。違和感を感じました。😅
それと以下の動画は Shokz の「OpenDots One」と言うイヤーカフ型イヤホンをレビューした記事をソースにして動画を作ったのですが。こちらは全部ダメでした。😅
ソースにしたレビュー記事↓↓
レビューした製品(OpenDots One)とは似ても似つかないイヤホンのイラストが全編に渡って登場していて。まったく使い物になりませんでした。
ちなみにこの動画の形式は『説明動画』で。ビジュアルスタイルは『遺産』です。
他にも複数の動画を作りましたが。これまでのものと比べると、挿入される画像がリッチなった一方。リッチになったゆえに、違和感を感じる画像や明らかにおかしな画像が挿入されることが多かったです。
そして特に『説明動画』形式の長い動画で、そのような画像が作られることが多かったです。
最後に現時点での評価や注意点について。
今回新たに追加された新形式とビジュアルスタイルは、上記で書いたように短いCM動画やPR動画の制作においては使えるものの。リッチな画像が作れるようになったことで、明らかにおかしな画像が挿入されたり、文字化けしたような文字が表示されたりする問題も発生するようになりました。
またこのリッチな画像のスライドショー風動画は、プロトタイプとしては活用しづらく…。
…と言うことで現時点の評価や注意点をまとめると、以下の通りです。
この記事のポッドキャスト版↓↓
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【関連記事】
・NotebookLMの動画解説が日本語対応したので試してみた。
・NotebookLMの新しい機能と最近気づいたこと
・タグ「NotebookLM」・・・NotebookLM関連記事が見られます。
…と言うことで。今回はこの新形式と新機能についてレビュー記事を書こうと思います。( ´ ▽ ` )ノ
【目次】
- 短めの動画が作れる新形式「概要」
- リッチなイラストが挿入される「ビジュアルスタイル」
- 短めのイベントPR動画作成ツールとして使える!
- 明らかにおかしな画像や文字が挿入される問題も…
- 現時点での評価や注意点
1. 短めの動画が作れる新形式「概要」
まずは新形式について。これまで NotebookLM の動画解説では、約6〜10分のスライドショー風動画が作成できましたが。新たに1・2分程度の動画が作れるようになりました。
動画解説カスタマイズ画面の概要部分↓↓

音声解説の方の「概要」と同じく。ソースの内容を短くまとめたものが作成できます。
ちなみにこれまでの約6〜10分の動画は「説明動画」と言う名称になりました。
なおこちらがデフォルトなので、もし短めの動画が作りたい場合は、動画解説のカスタマイズで『概要』を選択する必要があります。
実際「概要」を選んで作った動画↓↓
(※. ビジュアルスタイルは「ホワイトボード」です。)
2. リッチなイラストが挿入される「ビジュアルスタイル」
これまで NotebookLM の動画解説は、テキストがメインで。それに絵文字や簡単なイラストが少し添えられる程度でしたが。
以前書いた動画解説のレビュー記事↓↓
今回新たに追加された新機能「ビジュアルスタイル」では、Google の画像生成AI、愛称「Nano Banana」を使ったリッチな画像が動画内に追加されます。
選べるスタイルは、2025年10月31日現在、以下の「7種類」。
- ホワイトボード
- カワイイ
- アニメ
- 水彩画
- レトロスタイル
- 遺産
- ペーパークラフト

ちなみに以前からあった形式は「クラシック」と言う名称で残されており。これを選択すると、以前みたいな絵文字や簡単なイラストが追加される動画を作ることができます。
なおビジュアルスタイルはデフォルトが『自動選択』となっており(※. 上の画像で言うと一番左端)。ビジュアルスタイルを選択せず生成すると、適当にスタイルが選択され生成されてしまうので、その点注意して下さい。
ビジュアルスタイル「アニメ」を選択して生成した動画↓↓
ビジュアルスタイル「ペーパークラフト」を選択して生成した動画↓↓
3. 短めのイベントPR動画作成ツールとして使える!
最後に今回追加された新形式とビジュアルスタイルを試した感想ですが。
以前までは NotebookLMの動画解説は「プロトタイプ制作ツールとしては使える」と言う程度でしたが。今回試したなかで一番驚いたのは、短めの動画形式である「概要」とイベントなどのPR動画との愛称の良さ!
上記でも紹介した名古屋市交通局の「レトロでんしゃ館開館」25周年記念イベントのPR動画ですが。ソースに利用したのは、鉄道ファン向けサイト「railf.jp」の以下の記事です。
見てもらえば分かりますが。ページ・トップに写真が1枚添えられてる他は、テキストでイベントの内容がまとめられているだけです。
このページをソースにして。動画解説機能のカスタマイズ画面で『概要』を選択。ビジュアルスタイル(※.この動画は『ホワイトボード』)を選択し。あとプロンプトに「このイベントをPRして。」と書いたら、ものの10〜15分程度でできた動画がこの動画です。
イベントの内容が2分程度の動画に分かりやすくまとめられてますし。挿入されてるイラストも変な所はほぼなく。
このまま公式のPR動画として使用しても、ぜんぜん問題ないと思います!👍
もう1つ動画を例としてあげると。以下の動画は2025年11月2日に名古屋栄のオアシス21で開催された「パンマルシェ24」と言うイベントをPRするものですが。
こちらは以下の PR TIMES のページをソースに使用しました。
こちらも動画としてほぼ問題なく。このまま公式動画として使用しても問題ないレベルだと思います。
こんな風にイベントなどの情報をテキストでまとめれば、それを元に簡単にPR動画が作れると言うのは、自治体や個人など。イベント開催にそれほどお金も労力もかけられないが、イベントPR動画を作りたいと言う人にすごく有用だと思います!
ちなみに上記はいずれも WEB ページをソースに使ってますが。NotebookLM はテキストのみもソースに使えるので。イベントなどの公式ページがない場合でも、問題なく作れます。😊
NotebookLM のソース追加画面↓↓
(※. WEBページやテキストのほか、Google ドライブのファイルも利用できます。)

4. 明らかにおかしな画像や文字が挿入される問題も…
上記のようにツールとして実用的になった一方。ビジュアルスタイルでリッチな画像が作れるようになったことで、問題も起きるようになりました。それは明らかにおかしい画像が挿入されていたり、文字化けしたような文字が表示されてしまう問題です。😅
例えば以下の動画は「弥勒山」と言う山の魅力や注意点について書いたブログ記事をソースにして作った動画ですが。最初のイラストからおかしいことだらけで…😅
ソースに使用したページ↓↓
まず動画サムネイルにも使われてる画像ですが。ソースに使用したブログ記事では猿について一言も触れられていないのですが。なぜか猿🐵が2匹描かれています。ちなみにこの後も繰り返し猿は登場します。
弥勒山に猿はいるかもしれませんが。私自身目撃したことや目撃情報を目にしたことはなく…。「弥勒山と言えば猿」と言う感じでもありません。😅
その他にもリスや鹿、カモシカのような動物も描かれてますが。これらもいずれも「弥勒山と言えば」と言う動物ではなく。ブログ記事でもひと言も触れられておらず。また私自身目撃しこともありません。
さらに明らかに文字化けしたような文字が表示されており…。
おそらく文字を画像として取り扱い。それを画像の一部として使う場合、文字化けしたような文字が表示されるんだと思いますが。このような問題がそれなりの頻度で起こります。
例えば 1分39秒辺りの弥勒山頂上の展望台から見た眺めのイラストもそうです。
この画像自体は元の記事に貼られてる展望台から見た景色の画像を元に生成したのだと思いますが。画像としては良く出来てるとは思いますが。おそらく「岐阜の山々」と書きたかった(?)のでしょうが。見たことがない奇妙な文字が表示されています。😅
その他にもこの動画で言うと、この山の情景としては明らかにおかしな画像が複数ありますし。「おかしい」とまでは言えなくても、違和感を感じる画像もありました。
ちなみにこの動画の形式は『説明動画』(これまでと同じ約6〜10分の動画)で。ビジュアルスタイルは『アニメ』を選択しました。
同じく『説明動画』と『アニメ』を選択した動画で言うと、以下の動画は「どんでん返しがすごい」と言うテーマで3つの映像作品を取り上げたブログ記事をソースにしてるのですが。
ソースにした記事↓↓
最初の作品部分については、かなりその作品にマッチした画像やこの作品の登場人物っぽい人物が描かれてて。ここはすごいなと思ったのですが。
2作品目は明らかにその作品じゃない画像が挿入されてて。違和感を感じました。😅
それと以下の動画は Shokz の「OpenDots One」と言うイヤーカフ型イヤホンをレビューした記事をソースにして動画を作ったのですが。こちらは全部ダメでした。😅
ソースにしたレビュー記事↓↓
レビューした製品(OpenDots One)とは似ても似つかないイヤホンのイラストが全編に渡って登場していて。まったく使い物になりませんでした。
ちなみにこの動画の形式は『説明動画』で。ビジュアルスタイルは『遺産』です。
他にも複数の動画を作りましたが。これまでのものと比べると、挿入される画像がリッチなった一方。リッチになったゆえに、違和感を感じる画像や明らかにおかしな画像が挿入されることが多かったです。
そして特に『説明動画』形式の長い動画で、そのような画像が作られることが多かったです。
5. 現時点での評価や注意点
最後に現時点での評価や注意点について。
今回新たに追加された新形式とビジュアルスタイルは、上記で書いたように短いCM動画やPR動画の制作においては使えるものの。リッチな画像が作れるようになったことで、明らかにおかしな画像が挿入されたり、文字化けしたような文字が表示されたりする問題も発生するようになりました。
またこのリッチな画像のスライドショー風動画は、プロトタイプとしては活用しづらく…。
…と言うことで現時点の評価や注意点をまとめると、以下の通りです。
- イベントなどをPRする短い動画を手軽に作れるツールとしては優秀!
- PR動画を作る際は、比較的変なイラストが作られにくいビジュアルスタイル『ホワイトボード』を用いると良い。
- リッチな画像が挿入されるビジュアルスタイルは、プロトタイプとしては使いにくい。
- スライドショー風動画のプロトタイプを制作するなら、これまで通りのビジュアルスタイル『クラシック』か、比較的変なイラストが作られにくい『ホワイトボード』を使うと良い。
- リッチな画像が挿入されるビジュアルスタイルを使用すると、現実の風景描写は変な画像が作られることが多い。
- 画像に文字が追加されると、文字化けしたような変な文字が追加されることが結構ある。
- 商品レビュー動画を作る時は、リッチなビジュアルスタイルは向いてない。
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